最近は、発達障害のグレーゾーンとよばれる子供たちが増えてきています。
グレーゾーンの子供のIQ(知能指数)は、どのくらいになるのでしょうか。
発達障害はIQの数値で分類されている
発達障害のグレーゾーンと言われる子供たちのIQは、71~89が多くなっています。
一般の平均的な子供のIQが、90~109になり、IQ70以下の子供が、知的障害に分類されます。
知的障害のIQは、自治体によって異なり、75以下の場合に知的障害と判断しているところもあるようです。
グレーゾーンとしてのIQが、71~89なのです。
平均的な子供と知的障害の間がグレーゾーンとよばれ、境界とも呼ばれています。
子供によって、個人差や多少の誤差もありますので、普通の子供に近いIQの子供もいれば、知的障害に近いIQの子もいます。
発達障害をIQだけで判断するわけではないので、この範囲に当てはまらない子も多くいるようです。
「知的障害としてはグレーゾーン」という時の、IQの境界とされるのが、さきほどの範囲の数値になるのです。
発達障害としてだけのグレーゾーンの子もいますし、アスペルガー症候群などは知的障害がないですよね。
そのため、IQ71~89は、発達障害のグレーゾーンのIQとも言われますが、IQだけで発達障害のグレーゾーンというわけではないので、例外も出てくるのです。
自閉症などは、知的障害を伴う場合が多いのですが、自閉症でも高いIQをもった子もいます。
IQの高低などから、発達障害の重さが決まるというわけでもないのですよ。
発達障害や、発達障害のグレーゾーンの方は、IQにかかわらず、生きづらさを感じている人は少なくありません。
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発達障害のグレーゾーン!療育などの支援が必要な場合
発達障害のグレーゾーンと言われる子たちは、療育などの支援が必要なのでしょうか。
療育する機関や場所によっては、希望した場合にも療育を受けることが可能な場合もあります。
現状ですと、療育を受けるべきと判断されるのにIQを用いられてしまうこともあります。
IQには問題なくても、発達障害の特徴ともいえるコミュニケーション能力が低いことや、社会性の欠如がある場合、きちんと療育すべくケースも多くあるのです。
生活に支障が出るようなら、療育を受けることは必要なこととなりますよね。
IQを基準に判断して、療育手帳を出すことが多いのですが、場所によっては、療育手帳なしでも療育を受けることができるところもあります。
IQで判断する基準はありますが、その子供が生きづらさを感じているようでしたら、療育を受け、将来必要な社会性を身につけることや、まわりの同い年の子との溝が深まらないように、療育を受けることも大切なことになるのです。
知的障害としての判断基準であるIQにもなりますが、その子が周りになじめず、悩んでいるようでしたら、親が積極的に療育をうけさせることを考えてあげてくださいね。
放っておくことによって、症状の悪化や二次障害をもつ可能性もありますので、注意が必要です。
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