知らない人が少ないというぐらいの、ハリウッドの大人気スター トムクルーズさん。
そんな彼は、ディスレクシアである事を告白しています。
トムクルーズさんはセリフを覚えるのにも工夫が必要
トムクルーズさんと言えば、とても多くの映画にも出演されていて、作品自体は見たことなくても、名前だけは知っているはずです。
そんな彼は、ディスレクシア(失読症・難読症)であるというのですから驚きです。
ディスレクシアは、LD(学習障害)の中でさらに分類されたものになります。
LD(学習障害)は、知能的な遅れがみられないにもかかわらず、読む・書く・話す・聞く・計算する・推論することの、特定または複数が困難である障害になります。
トムクルーズさんの場合は、「読んで理解すること」が困難になり、聴覚優位であったため、「耳で聞いて理解する」ことができます。
同じディスレクシアでも、聞くことを苦手とし、絵などで見て覚える視覚優位の人もいるなど、個人によって得意なタイプも違います。
それにしても、数々の映画での膨大なセリフ量を、聞いて覚えるのだけでもすごいと思います。
きっと、すごい努力をされているのではないでしょうか。
7歳頃の時に、ディスレクシアと診断され、普通の人と同じように読むことが困難なため特別クラスに入っていたようです。
LDが原因で、同級生からいじめも受けていたようで、普通に勉強することも困難だったため、12年間で15校も変えていました。
LDをもつために、とってもつらい学生時代を送ったことと思われます。
字が読めない為、台詞を覚えるときは全てテープに録音してもらい、耳で繰り返し聞くことによって覚えているトムクルーズさん。
現在も、失読症が治っているわけではなく、多くの努力と工夫で仕事をされています。
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→島崎遥香さんのケース!発達障害・アスペルガー症候群のエピソード
トムクルーズさんは学習障害の支援活動もしている
トムクルーズさんは、自分がたくさんの苦労と努力をしていることからか、学習障害児への支援活動にも取り組んでいます。
アメリカでは、国民の10%がディスレクシアとも言われるぐらいに、身近な障害でもあります。
大人気スターのトムクルーズさんの告白により、一気にディスクレアの認知度が広がりました。
しかし、まだまだディスレクシアを知らない人も多くいます。
LDは、勉強が苦手なだけなのか障害なのかが判断することが難しく、見逃されやすい発達障害にもなりますので、自分がLDである事を気付けないまま悩んでいる人も多くいることかと思われます。
トムクルーズさんは、「サイエントロジー」という自己開発セミナーのようなものに出合い、自分にあった勉強法を学ぶことができたそうです。
サイエントロジーは、宗教団体にもなり、日本でいう宗教を思い浮かべてしまいますが、日本でいったら自己開発セミナーのようなものと思ってもいいかと思われます。
彼の場合は、そこでの理論を学ぶことにより、完治するというわけではないのですが、ディスレクシアを克服できたようです。
克服するといっても、自分で受け入れ、努力と工夫をしているということになりますね。
これからも、たくさんの苦労と努力が必要なことになると思いますが、活躍に期待したいです。
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