発達障害をもっている場合、生活していくうえで生きづらさを感じることが多くあります。
子供のうちは、親や周りの人がサポートや支援してくれているので、普通に生活できる人もいますよね。
でも、発達障害をもっている子供も、いつかは自立しなくてはいけません。
では、発達障害をもっている子供が、自立するために必要なことは、どのようなことになるのでしょうか。
発達障害の人が自立するために必要なポイント
子供の自立を目指して、まずすることは、「できないことを理解する」ということになります。
できないことや、苦手なことでも、その子供なりの理由があります。
身の回りのことでできないことがある場合、なんでその行動ができないのか、聞いてみてあげてください。
普通の人だったら、「そんなことで?」と思うようなことでも、その子にとっては苦痛になっているためにできなくなっていたり、苦手になってしまっていたりすることが多いのです。
苦手なことやできない理由がわかったら、それをできるように工夫してあげましょう。
たとえば、髪を洗うのが嫌いな子で、水圧が痛いからという子供の場合でしたら、水圧を下げてあげることや、服を着替えるのが苦手な子で、服の縫い目がチクチクするから苦手という場合は、縫い目の少ない服にしてあげるなどの工夫をしてあげてください。
できる工夫をしてあげることが大切になります。
その子が、苦手になっている原因を取り除いてあげれば、できなかったこともできるようになることもあるのです。
また、できないことを無理に全部やらせようとするのは、やらないようにしてください。
小さな段階をつけて、徐々にできるようにしていくことが大切になります。
最終的にできるようになるまで、「今はここまで、できるようになった」と思い、無理に一気に最後までできるようにしないでくださいね。
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就職活動も同じようなポイント
自立するときには、仕事ということもでてきますよね。
就職に関しても、できることとできないことを把握することが大切になります。
やりたい仕事や興味がある仕事が適職になるのではなく、自分ができることがある仕事が適職になります。
子供が、できることや得意なこと作業のある仕事が、適性のある仕事になりますよね。
就職用の適性検査などもありますので、それを用いて、どのような仕事になら適性があるのかを、早い段階から知ることができれば、前もってその職業へ向けての準備をすることも可能です。
適性があって、興味がある仕事でしたら、アルバイトからでもやってみるのもいいですよね。
仕事に関しても、初めから正社員として頑張るのもいいですが、向いていると思ったから頑張っていたけど、仕事ができなかったということで、体調を壊してしまうケースも多くあります。
仕事に関しても、一気に全部できるようになろうとするのではなく、小さい段階を踏んで、徐々にできるようにするようにすることも大切なこととなります。
発達障害をもっていても、工夫をすることや、徐々にできるようにしていくことで、自立していくことは可能です。
子供のうちから、トレーニングしていくことで、将来に役立てることができるようになりますので、頑張ってくださいね。
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