子供が発達障害の疑いがあると思った時に、どこで検査をうけたらいいのでしょうか。
また、どういった検査内容で、費用はどのくらいかかるものなのでしょうか。
発達障害の種類にもよる
発達障害といっても、ADHD(注意欠陥多動性障害)や、広汎性発達障害(自閉症やアスペルガー症候群など)、学習障害といろいろあります。
広汎性発達障害は、2~3歳頃から診断がつく場合が多くあり、その年齢ぐらいで受診する人も多くいるようです。
発達障害の検査は、発達障害の専門医がいる病院で検査ができます。
近くに専門医がいる病院があるかわからない時は、保健センターや子育て支援課で紹介してもらうことも可能です。
幼児期などでの検査でしたら、小児精神科や小児神経科などで検査を受けることが可能な場所もあります。
発達障害の検査を行っているかどうか、事前に確認しておくと安心ですよね。
検査の費用についてですが、検査を受ける医療機関や、保健センターで受けるなどにもよって異なります。
お住まいの地域によっては中学生まで無料のところや、数百円の負担で済むところもあります。
保険適用がされた場合は、そのくらいの値段で済むところもあるのですが、保険診療ではなく、自費診療でのみ検査を行っている場所もあるようです。
なので、発達障害の検査を受けに行く前に、診断を受けに行く病院などにあらかじめ、検査費用の確認もしておいた方がいいですね。
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発達障害の症状によって検査も違う
発達障害の疑いがあるので、検査を受けるとしても、症状の出方によって検査する内容も違います。
ADHD(注意欠陥多動性障害)ならADHDの診断基準となる検査、自閉症なら自閉症の診断基準となる検査や知能検査、など様々な検査があります。
家庭での様子や保育園や幼稚園などの集団生活の中での様子の問診や、実際に医師がその子がどういった行動をするか観察するなどもあります。
また、1回で診断がつくわけではなく、何回か通うことになり、診断がつくまでの期間が必要な場合が多くあります。
他の発達障害の似た症状をもっている場合にも、どちらかした診断がつかない場合もありますし、合併していると判断されることもあり、病院や医師が使っている判断基準によっては診断が変わってくることもあります。
必要に応じて、脳波検査や血液検査がされることもあります。
診断基準の検査のために、間の期間を開けなくてはいけないこともあるようです。
軽度の場合など、症状が軽い場合などには、診断がつかないこともあります。
発達障害の疑いがある時、早めに診断を受けることにより、早期治療を開始することもできますので、疑いがあるようでしたら、発達障害の検査を受けることをオススメします。
診断後の治療方法にも、症状に応じて療育や薬の服用などがあります。
早期に治療を開始することによって、症状の改善が見込めることもありますし、将来必要な社会性を身につけること、同い年とのコミュニケーションの取り方を学ぶこともできます。
また、発達障害をもつ子供への対応の仕方や育児の仕方なども教えてくれます。
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