3歳位になると、ちょっとした事で怒り、癇癪を起こすようになります。発達障害を持っていると、そうでない子供よりも癇癪を起こしやすい傾向があります。発達障害を持つ3歳児の癇癪には、どのように対応したら良いでしょうか?怒りをコントロールする方法を説明します。
目次
癇癪を起こしている間は見守りが基本!刺激を与えないのが一番
発達障害の3歳児の癇癪は、なかなか治まらないのが特徴です。癇癪がひとたび始まると、本人が感情を抑えようとしても、コントロールが出来ません。癇癪を早く鎮めたいからと、優しい言葉でなだめるのは、逆効果です。優しい口調であっても、言葉を掛けられると、本人には刺激になります。
癇癪を起こしている間は、危険が無ければ、そのままにして見守ります。新たな刺激を与えないのが、一番効果的な方法です。背中をさすったり、抱きしめたりするのは止めましょう。発達障害の子供は、感覚過敏によって、触られる事に強い抵抗感を持つ場合が多いためです。
癇癪は要求を表す手段!癇癪を起こす原因を把握しよう
子供の癇癪は、自分の要求を伝える手段の1つです。発達障害の子供は、言葉で要求を伝えるのが苦手なので、癇癪を起こす事で要求を伝えようとします。癇癪は、発達障害の子供にとって、「自分は困っている」という事を、大人に伝える唯一の方法になります。
どんな時に癇癪を起こすのかを、しっかり観察しましょう。発達障害の子供には、否定的な表現を聞いただけで、癇癪を起こす場合があります。自分の要求が拒まれたと感じるためです。また、こだわりを持っている対象が見当たらないと、それだけで癇癪を起こす事もあります。自分の世界に変化が生じたのを嫌うためです。
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癇癪を起こしかねない状況では事前に約束させてみよう!約束を守れたら褒める
発達障害の子供がどんな状況で癇癪を起こすのか?原因は一人一人異なります。その子供が癇癪を起こしそうな状況が把握できたら、次に同じ状況になる前に、約束させてみましょう。幼稚園でお気に入りのおもちゃに、他の子供が触って癇癪を起こすようなら、友達も触りたいと思っている事を伝え、10数える間、待つ事を約束させてみるのも、1つの方法です。
10数える間待っても自分が触れない時は、「遊ばせて」と言う事を教えましょう。言葉による要求の伝え方を知る事で、癇癪という手段に頼る事が少なくなります。約束を守る事が出来たら、「約束を守ってくれて、ありがとう」と、親が喜んでいる事を伝えて、しっかり褒めてあげましょう。
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話題のブレインフードで子供の落ち着きをサポート!リン脂質は成長期の子供に与えたい栄養素
発達障害の3歳児は、そうでない3歳児よりも癇癪を起こしやすいのが特徴です。脳の発達を促し、子供が癇癪を起こす回数を減らす工夫をしてみましょう。脳細胞の材料の1つがリン脂質です。リン脂質は、成長期の子供に与えたい栄養素として、最近注目を集めているブレインフードです。
リン脂質を定期的に摂取すると、子供の落ち着きの無さが改善されたとの報告があります。リン脂質の一種であるホスファチジルセリンを、1粒に100mg配合してあるのが、「コドミン」です。「コドミン」は、食品扱いなので、副作用の心配はありません。飲む時間に、特別な制限はありません。摂取量の目安は、1日1~2粒です。
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