学習障害をもってしまう原因は、遺伝なのでしょうか。
両親のどちらかが学習障害(LD)だった場合、子供に遺伝してしまうのでしょうか。
遺伝する可能性は0ではない
学習障害の原因とされることに、脳の中枢神経に障害があると言われています。
何らかの遺伝子要素が、胎児期や出生後の成長段階で環境要因などと合わさり、何らかの影響を与えているのではないかと言われています。
しかし、まだ明確な根拠はなく、どの遺伝子が関わっているか、具体的な環境要因などはわかっていないのです。
研究は勧められてはいるのですが、まだ明確な根拠は出ていません。
そのため、遺伝するかもしれないし、遺伝しないかもしれないのです。
また、学習障害を引き起こしやすいことを遺伝していたとしても、学習障害にならないこともあり、学習障害をも引き起こしてしまうこともあります。
親の育て方や教育の仕方が原因とも言われていましたが、研究が進んで、そのことが原因となっているのではないとされています。
明確な根拠も、遺伝する確率のデータもまだ上がってはいないのですが、何らかの関連性はあると考えられています。
[ad#ad-1]
→ADHD・LD・発達障害・アスペルガー症候群・自閉症!一体なにがどう違うのか?
兄妹でLDになる確率は?
お兄ちゃんやお姉ちゃんが学習障害をもっていた時に、他の兄弟も学習障害をもってしまうという確率もまだ出ていません。
ですが、遺伝が学習障害の原因ということもはっきりとわかっていないため、兄弟で学習障害になる可能性はないとは言いきれないのです。
学習障害をもっているお兄ちゃんがいても、次の子は学習障害をもっていないということも多くあります。
また、学習障害をもっている男女比は4:1となっており、男の子の方が多いとされています。
男の子の方が多い原因としても、はっきりとした要因はわかっていません。
はっきりとした理由はわかりませんが、他の発達障害も、女の子より男のほうが多いという結果もあり、何らかの原因があるのではないかということも言われているようですね。
学習障害は、他の発達障害と合併していることも多くあり、大人になっても気づかれないことや、本人も気づいていなかったことも多くあるようです。
また、学習障害は発達障害の中でも、1番判断がつけづらいとも言われているために、他の発達障害と間違われることや、判断がつかないこともあります。
診断までに時間を要することもありますが、診断されたときには、その子供にあった勉強方法を一緒に考えてあげてくださいね。
一般的に言われる勉強方法ではなく、その子にあった勉強方法をしていくことや、できないことを叱らないことで、勉強ができないといったことや、子供の自信喪失を避けることができます。
子供の可能性を広げていくためには、親の理解や接し方、環境を整えてあげることが必要にもなりますので子供に寄り添って、根気よく学んでいくことが大切になっていくので、頑張ってくださいね。
→発達障害・自閉症・ADHD・LD・アスペルガーは遺伝する?確率的にはどの位なのか?
[ad#ad-1]
この記事へのコメントはありません。