発達障害の子は、特定の友達に執着する子もいます。
どうしてその友達にだけ執着してしまうのでしょうか。
発達障害の子はこだわりが強い
発達障害の子供は、好きなものや興味があるものにこだわる傾向もあります。
友達も同じような感覚になってしまうようです。
「いろいろな友達と遊びたい」ではなく、気に入っているから「その子となら遊びたい」となってしまっているようです。
執着することには、個人差がありますが、その子としか遊ばない子もいれば、数人の友達とのみ仲良くする子もいます。
執着の仕方もさまざまで、「遊ぼう」と言うことがわからずに、押したり、叩いたりして、「ちょっかいをかけてくる子」としてとらわれてしまうこともあります。
その子が他の子と遊んでしまうことなどで、こだわりの強さから「とられた」と思おうのか癇癪をおこしたり、泣き出したりしてしまう子もいます。
こだわりの強さのせいで、その子を独占したい、という気持ちが強い場合もあるためか、特定の子にこだわってしまい、執着してあらわれている行動などによっては、トラブルにつながってしまうこともありますので、注意が必要です。
発達障害の子はトラブルになることもある
特定の子供と仲がいいのはいいのですが、相手が嫌がるほど迷惑しているが言えないという事でしたら、改善が必要なときもありますよね。
遊び方がわからずに、普通の人だったら言われなくても、やってはいけない事や、やっていいことがある程度分かっているのですが、発達障害をもっている子の場合、言われていないから分からないこともあります。
もし、自分の子供が発達障害の子に、いじわるされていると感じたら、「そういうことやめて」などで叱るのではなく、その子にやさしく具体的に説明してあげてください。
「そういうこと」が何かわからないので、叱られる意味が理解できません。
たとえば、「遊ぼう」が言えずに、押してきたり、叩いてきたりしてくる子に対してなら、「遊びたい時は叩いたらいけないよ。
遊びたい時は「遊ぼう」って言おうね。」など優しく具体的に説明しない限り、理解できないのです。
療育などでトレーニングしている子供の親でしたら、いけないことをした時に、説明してくれるのですが、発達障害をもっているが、療育は受けずに普通の保育園に通っている子もいます。
相手の親が、対応してくれない時は、自分で対応してあげなくてはいけない時もあります。
また、コミュニケーションが苦手なために、相手との距離感がつかめないことが執着の原因となってしまっていることもありますよね。
必要以上に、その子に近づきすぎることで、相手の子から嫌がられたり、避けられたりしてしまう場合もあります。
療育などで、コミュニケーションのトレーニングをすることにより、相手との距離感や、コミュニケーションの取り方を学ぶことができますので、療育を受けることは将来のことを考えてもオススメします。
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