発達賞障害の症状は乳児期にもみられるのでしょうか。
乳児期にも、発達障害の兆候が見られる場合もあります。
乳児期にみることのできる症状や特徴はどういったものになるのでしょうか。
乳児期にもみられる症状
発達障害にもいろいろあり、それぞれ診断がつく時期が違いますよね。
学習障害は、小学生以降に学習が本格的に始まってからわかります。
ADHD(注意欠陥多動性障害)は、3~4歳ころから集団生活をしだしてから診断されることが多いですよね。
自閉症などが、比較的早く診断がつき、早い場合は1歳頃には疑いがある事がわかります。
正確な診断は、3歳以降の事が多いのですが、疑いがあるとわかるのが他の発達障害と比べ早いですよね。
ADHDの多動性は、乳児期からあらわれていることは少数になります。
また、多動性や不注意などは、子供のころには良くみられる特徴でもあるため、症状として出ているかどうかが気づかれにくいことも多いです。
自閉症やアスペルガー症候群の場合、乳児期に疑いがあると診断されることがあります。
出生後から生後6か月ぐらいまでは、全く特徴のある症状の出ていない場合も多くあるようです。
最近よく耳にすると思われますが、「サイレントベビー」になっている原因も、発達障害の兆候のあらわれの場合があります。
オムツが濡れていても泣かないことや、泣くのをあきらめてしまっている赤ちゃんなど、発達障害以外にも原因はあるといわれていますが、「発達障害をもっていたからそうだったのかな?」と思った人も少なくはないようです。
発達障害をもっていた子の乳児期は、あまり泣かず手のかからないおとなしい子だったと言われる人も多いのです。
赤ちゃんの時など、よく笑う子が多いですよね。
自閉症やアスペルガー症候群の疑いのある子供だと、表情があまり変わらずに、ほとんど笑わないこともあります。
音への反応が鈍いためかあやしても笑わないことや、声をかけても反応しないこと、顔を見ても目を合わせようとしないといったことも見られる場合もあります。
他にも、抱っこを嫌がり、母親にさえ抱っこされるのも、体をのけぞって嫌がる子もいます。
また、乳児期など小さいとき、お母さんやお父さんが目の前からいなくなると泣いてしまったり、あとを追ったりしたりなどの行動はよく見られますよね。
自閉症やアスペルガー症候群の疑いがある子だと、愛着行動をしないことや、仕方がわからなくそういった行動をとることが少ない場合もあるようです。
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発達には個人差がある
発達にも個人差があり、それぞれの子供で性格もありますから、特徴のような行動が出ていても、成長とともに特徴的な行動がなくなることもあります。
対に、乳児期などには何も問題なかったように見えても、成長とともに特徴的な行動が出てくることもあるのです。
乳児期に、発達障害の特徴のような行動がみられた場合、病院には行きづらい人は多くいます。
そういった場合には、乳児健診の時に相談してみることや、風邪などで小児科などの病院にかかった時に、ついでに医師に相談してみることもいいです。
専門医じゃないと、診断できるわけではないのですが、疑わしい行動があって不安になってしまっていたら、相談してみることは大切です。
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