発達障害を持つ子供は、些細な事でパニックを起こしやすい傾向があります。発達障害の子供がパニックを起こしてしまった時には、どのように対応したら良いでしょうか?パニックを予防する方法はあるのでしょうか?
目次
派手なパニックばかりではない!静かに固まってしまう子供もいる
パニックを起こした時の様子はさまざまです。奇声をあげたり、大声で泣き叫ぶだけがパニックではありません。自分や物、他人に噛み付いたり、自分の頭を壁に打ちつけたりする子供もいます。体や表情が固まってしまう子供もいます。静かに固まってしまうのも、パニックです。見過ごさないようにしましょう。
パニックを起こすきっかけもさまざまです。お気に入りのおもちゃが取られたり、見つからなかったという理由でパニックを起こす子供もいます。大きな物音や眩しい光でパニックを起こす子供もいます。急に触られたり、タグが肌に触れた事が理由で、パニックを起こすケースもあります。
パニックはクールダウンの時間!刺激を与えない事が基本
パニックは、発達障害の子供にとって、一種のクールダウンの時間です。パニックを起こしている間、新たな刺激を与えると、パニックは長引きます。押さえたりしてはいけません。声かけも原則としてしないようにします。優しい声でなだめても、パニックを起こしている子供には、刺激に感じられます。
自分や他人を傷つける可能性がある物は遠ざけます。危険な場所でない場合は、その場で様子を見守ります。パニックは、長くても20分程度です。無理に移動させないようにしましょう。お気に入りのおもちゃやタオルを持たせると、次第に落ち着いてきます。
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奇異な目で見られるのが苦痛!パニックの後は自然に接して気持ちを聞き取る
パニックを起こしてしまうと、発達障害の子供は自己嫌悪に陥ります。周囲が奇異な目で見ると、自己嫌悪が酷くなります。パニックが治ったら、自然に接してあげましょう。自分が嫌われていないと感じると、安心します。安心したところで、何が嫌だったのか、どんな気持ちだったのかを、丁寧に聞き取る事が大切です。
パニックを起こす原因が、除外できる物なら、除外するようにしましょう。パニックの原因を減らす事が、一番の予防法になります。また、パニックを起こす子供は、自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手です。自分の気持ちを言葉で表現する練習が、パニックを減らす事につながります。
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ブレインフードで落ち着きをサポートする方法もある!リン脂質が注目されている
成長期の子供は、脳が形成されている真っ最中です。脳細胞の材料となる成分は、近年、ブレインフードとして注目されています。ブレインフードを摂取する事で、子供の衝動性はある程度コントロールされます。ブレインフードの中でも、最近、注目を集めているのが、リン脂質です。
大豆に含まれるリン脂質の一種が、ホスファチジルセリンです。ホスファチジルセリンは、子供の落ち着きをサポートする成分として、注目されています。大豆由来のホスファチジルセリンを、1粒に100mg配合してあるのが、「コドミン」です。「コドミン」は、食品扱いなので、副作用の心配がありません。
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