ディスレクシア・ディスグラフィア・ディスカリキュリアと大きく3つに分類されている学習障害(LD)。
学習障害は、乳児期にも特徴がみられるのでしょうか。
学習障害(LD)と判断がつくのは小学校に入ってからが多い
学習障害は、本格的に学習し始める小学校からわかってくることが多いため、乳児期には特徴的な行動がみられません。
発達障害には、学習障害の他にも、ADHD(注意欠陥多動性障害)や、自閉症スペクトラム障害がありますよね。
他の発達障害の合併症として、学習障害をもっていた場合、別の発達障害の特徴としての行動が乳児期に見られていることはあります。
他の発達障害は、早いもので自閉症スペクトラム障害は、1歳頃から疑いがつき3歳頃に正式に診断されますが、ADHDも3~4歳ぐらいからとなっており、学習障害の特徴は、1番遅く判断されます。
先天性になる発達障害ですが、生まれてすぐに判断がつくものはなく、ADHDも、小さいころから動き回っているといったことでもないため、他の発達障害と合併していた場合にも、なかなかわからないことも多くあります。
乳児期に判断することはできませんので、本格的な学習がはじまる小学生になるまでは、子供が学習障害をもっているかどうかはわからないのです。
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→学習障害(LD)の子供の勉強法!正しく学べば症状は良くなる?
学習障害(LD)では特徴的なことがみられる場合もある
幼稚園や保育園でも、読み書きを教える時間を設けられているところもありますよね。
幼稚園は、就学前に文字の読み書きを教えてくれるところも多く、今は保育園でも多少の読み書きを学ぶ時間があるところも増えてきています。
お受験校などと言われている勉強系以外の幼稚園や保育園では、預かりの時間ぐらいしか差がないところも多いですが、読み書きを始めることもありますので、学習障害の特徴が見られる時や、苦手なのがわかることもあるようです。
ですが、成長途中にもなりますし、読み書きや計算ができるようになるのは7歳ぐらいからと言われていることもあり、年齢的にできなくても問題はないことも多いです。
文字に興味がある子などは、文字を覚えることも早いですし、興味がない子は、いくら親が教えても、小学校に入り本格的な学習がはじまるまでは覚えようとしない子だっているのです。
乳児期に、文字がおぼえられないなどと過度に心配したり、無理やり覚えさせようとすることは、かえってやる気をなくさせてしまったり、子供の自信を喪失させてしまうことにもなりますので注意が必要です。
学習障害が正確に診断されるのは、小学生以降になり、発達障害の中で1番判断しづらく、診断にも時間を要するものになります。
小学生以降に、学習障害の疑いがある場合には、疑いがあると思った段階で、専門医に相談することをオススメします。
早めに対応してあげることによって、子供を叱りつけてやる気を奪ってしまうといったことを避けることもできますよ。
診断がついたときには、子供にあったやり方を一緒に考えてあげてくださいね。
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