アスペルガー症候群などの発達障害の方で、幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりする人もいるようです。
発達障害の特徴ではなく、発達障害をもっている人全員がそうというわけではないのですが、幻覚や幻聴がおこる人も少なくはないようです。
その理由は何なのでしょうか。
二次障害を併発していることもある
幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりすることが、特徴の1つとしても言われているのが、総合失調症になります。
発達障害をもっている人は、二次障害として、総合失調症やうつ病などの精神病をもちやすい傾向にもあります。
発達障害の人に、幻聴や幻覚が起きているというよりも、発達障害の二次障害としての総合失調症からくる症状の場合が多いようです。
また、アスペルガー症候群の方は感覚過敏が多いことから、人より視覚や聴覚が過敏な人もいます。
感覚過敏は、アスペルガー症候群や自閉症の人に多いのですが、それ以外の発達障害でも感覚過敏の方はいます。
普通の人には、小さくて聞こえていない音でも、感覚過敏をもっている人だと聞こえているのかもしれませんね。
幻覚に関しても、アスペルガー症候群の人は、過去の記憶を今の記憶のようにすり替わったりしてしまう人もいます。
このような症状から、他の人から見ると、幻覚や幻聴のように間違えられることもあるのです。
また、不安や不眠、過労などでも、体の疲れからか幻聴が聞こえることや、幻覚が見えてきてしまうこともあります。
幻聴や幻覚がおこる原因としては、総合失調症やうつ病などの精神疾患によるもの、感覚過敏や、体の疲れから一時的に感覚などに異常がおきておこるものがあります。
あとは、根拠などはないですが、スピチュアル的な体験というケースもあるようですね。
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幻聴や幻覚が起きた時の対応
幻聴が起きた時には、家族や友達などと雑談をすることや、シャワーを浴びること、姿勢を正すこと、他のことをして気を紛らわせるといったことで対処ができるようです。
アスペルガー症候群などの、感覚過敏による幻聴に間違えられてしまうようなものなどですと、実際は本当に音や声がしているのに、普通の人には気づかれていないだけの場合も多いです。
その場合は、幻聴と言われても気にしないようにするのが1番いいようです。
二次障害の精神疾患から、幻聴や幻覚が起きている場合は、精神を安定させる薬などによって、治療が可能です。
アスペルガー症候群などで、感覚過敏をもっている人は、通常の服用量になると、薬が効きすぎてしまい、副作用が強くでてしまう人も多くいますので、服用量には注意が必要となります。
感覚過敏をもっている場合は、総合失調症などの併発と診断されても、実際は本来持っている発達障害による症状からくるものの時もあるぐらい誤診されやすいようです。
アスペルガー症候群以外の広汎性発達障害の方は、感覚過敏をもっていることも多いので、総合失調症の併発と誤診されないためにも、診断されるときは、きちんと診てもらうことがいいですよ。
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