自閉症スペクトラム障害をもっている子供は、小学校に通わせることは難しいのでしょうか。
小学校にも、普通学級や支援学級などありますが、どちらに通わせるのがいいのでしょうか。
自閉症スペクトラム障害は症状によっては普通級でも問題ない場合もある
自閉症スペクトラム障害をもっているからと言って、普通に小学校に行くことが難しいとは限りません。
発達障害にも度合いがあり、最重度や重度など重い子供もいれば、中度や軽度の場合もあります。
知的能力に遅れがない場合もありますよね。
保育園などでも問題がみられなくて、症状も軽度の物でしたら、普通級でも問題なく通うことができていることもあります。
中度の人でも普通級に行っている人もいますよね。
重度や最重度の場合は、支援クラスを選択している人が多くいます。
普通学級か支援学級かは、強制的に入れられるのではなく、親が選ぶことができますが、子供のことを考えた時にどちらがいいかを頭に入れておく必要があります。
かたくなに普通学級に、入れたがる親も多いですが、子供が周りについていけなく、ストレスを抱えてしまうことがありそうでしたら、迷わず支援クラスにいれることをオススメします。
そうすることで、二次障害の予防にもつながります。
また、コミュニケーションにも問題がないことや、自分の身の回りのことは自分でできるなどの場合ですと、6年間普通学級で過ごす場合もあります。
普通学級にいれていても、支援クラスに変えなければいけないこともありますし、逆に支援クラスからスタートしても、成長によって症状が軽くなっていくなどで普通級に代わることだってあります。
子供のことを考えて、普通学級で生活させるのか、支援クラスで生活させるのかを考えてあげてくださいね。
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→自閉症スペクトラム障害のこだわりについての事例!こだわる原因はなんなのか?
症状がひどいと支援学校に行くこともある
自閉症スペクトラムが重度の場合には、発達障害などの子供専門の小学校にいれるということも、検討できます。
支援クラスとは地域の小学校で、クラスが別になるだけなのですが、支援学校は、発達障害など障害をもった子が入れる専門の学校になります。
支援学校では、身辺自立の手助けもしてくれ、トレーニングをしながら学校生活を送ることもできます。
適切な対応を常にとってくれるため、褒められることも増え、子供がのびのびと成長してくれるという大きなメリットにもなります。
デメリットとしては、身辺自立には積極的なのですが、学力を伸ばす教育が少ないということにもなります。
地域の小学校では、学力を伸ばす教育になり、身辺自立を伸ばすことはあまりありません。
また、支援クラスに入っていたが、症状が悪化して支援学校に移るということや、症状が改善していき支援学校から支援クラスに移るということも少ないですがあるようです。
いずれにせよ、どこへ通わせるかの最終決断は親になりますので、子供のことを考えた時にどこに入学させたらいいのかを1番に考えてあげてくださいね。
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