自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害が、明確に分けることが難しいとなり、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」と診断されることが多くなってきました。
幼児や子供にみられる特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。
幼児期にみられる自閉症スペクトラム障害の特徴
自閉症スペクトラム障害の特徴として、幼児期にみられる特徴には、目が合いにくいといったことがあります。
抱っこしても目を合わせてくれないことや、お母さんが顔を見ても、普通だったら見てくれるのに目線を合わせようとしないことが多くみられます。
他にも、後追いをしないことや、1人でも平気という愛着行動が欠如していることや、逆に異常なほど人見知りをしたり、母親だけにべったりしたりするといった愛着行動の異常がみられることもあります。
自閉症によく見られる、言葉の理解の遅れなどは、自閉症スペクトラム障害では、アスペルガー症候群なども入っているため、全員にみられるわけではありません。
また、小さいうちは、聴覚障害によって言葉の理解の遅れがある事もありますので、耳鼻科を受診し、耳になにも異常がない場合には、自閉症スペクトラム障害が原因になる場合があります。
2歳頃には、初めての物や特定の物や場所を、異常に怖がるなどがみられることもあります。
自分の思い通りに行かないと、すぐ癇癪をおこすなどといった行動も見られる時期にもなってきますね。
マイペースな性格なのか、障害によってなのかは、判断がつきづらいこともありますが、度をこしている場合だと思ってください。
自閉症スペクトラム障害が重いほど、症状も強く出るため、重度などの場合は1歳頃にもう診断がつくこともあるようです。
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自閉症スペクトラム障害の診断がつくのは3歳頃が多い
3歳頃になると、保育園や幼稚園に行きだす子もおおいですよね。
集団生活がはじまりますので、そこで、対人関係の障害があるかもしれないと思う人も多いかと思われます。
友達に興味がなく1人で遊んでいることが多いことや、集団で行動ができないなどといったことがみられます。
自閉症などが重いほど、症状は強くあらわれる傾向になります。
他にも、オウム返しをすることや、逆さバイバイがなおらない、クルクル回ることが好き、睡眠障害があるなど、様々な症状があり、人によってあらわれる行動も違います。
友達となかなか遊べないことや、いつも1人でいるなどのことが多いのをよく見かける場合など、自閉症スペクトラム障害の特徴がみられている場合でも、子供は成長過程になりますので、過度に不安になる心配はないですよ。
でも、疑いがあるかもしれないと心配なときは、早めに専門家に相談してみるのもいいですよね。
早期に発見できることによって治療も早く受けられ、改善する可能性も高くなります。
また、友達と仲良くしているように見えるだけで、周りの友達が世話を焼いてくれている場合もありますので、なかなか見分けがつかないこともあるようです。
自閉症スペクトラム障害かもしれないと思った時は、早めに専門医のいる機関で診てもらうことをオススメします。
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