発達障害の1つである自閉症の赤ちゃんの特徴として、言われていることがいくつかありますよね。
よく寝ること、あまり笑わない、よく手を振ることなどがあるということを、聞いたことがある人は多いかと思われます。
実際はどうなのでしょうか。
自閉症の症状には個人差がある
自閉症の赤ちゃんであっても、なかなか寝ない子も多くいます。
あまり泣かずに良く寝る子や、あまり寝ないでよく泣く子など、赤ちゃんによってさまざまなのです。
自閉症をもっていない普通の子でも、良く寝る子はいますので、「よく寝る=自閉症」というわけにはなりません。
自閉症をもっていて、あまり泣かず、良く寝る子の場合、オムツが濡れていても「気持ち悪いよ」という欲求の伝え方がわからずに、気にしないで寝ているように感じることもあるのかもしれませんね。
自閉症をもっている赤ちゃんは、「あまり笑わない」とも言われていますが、「よく笑う」と言われていることもあります。
表情が貧しく笑わない子もいれば、ひとり遊びが好きでよく笑う子もいるのです。
これも、発達障害をもっている赤ちゃんも、持っていない普通の赤ちゃんも、どちらともいえる行動ですよね。
よく笑う子の中には、誰にでもにこにこと笑う子もいます。
人見知りをしていないようにも見えますが、親とほかの人の区別がついていないといった場合もあるのです。
自閉症の赤ちゃんに多いとも言われる「人見知りをしない」といったことは、誰にでもニコニコすることもありますし、反対に表情が貧しく笑わない子もいるのですよ。
よく笑うから自閉症ではないとも言いきれないですし、あまり笑わないから自閉症というわけにもなりません。
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→自閉症スペクトラム障害はADHDと併発する?症状や対応について
自閉症の子はバイバイをよくする
自閉症の赤ちゃんの特徴として、良く手を振るということが、いわれています。
自閉症の子のバイバイには特徴があり、普通だと手のひらを相手に向けて手を振ることがバイバイですが、手のひらを自分のほうへ向けて手を振る「逆さバイバイ」が特徴とされています。
しかし、「逆さバイバイをする=自閉症」というわけでもありません。
1歳前後から、バイバイをするようになる赤ちゃんが増えてきますが、成長には個人差もありますので、バイバイをしない子もいますし、一時的に逆さバイバイになってしまっている子もいるのです。
大人などがやっていることを子供はマネしますので、自分から見たまま一時的に逆さバイバイになってしまっている子もいるのです。
この「逆さバイバイ」があまりにも長く続いているようですと、自閉症の特徴として知られている「逆さバイバイ」になっているのかもしれませんね。
逆さバイバイをする理由としては、相手がしている行動を、自分に置き換えてできないためとも言われています。
赤ちゃんの時に見られる特徴として知られる行動には、どちらともいえない行動も多いのですが、逆さバイバイを長く続けていることや、言葉の発達が遅いことや、視線を合わせてくれないなどの他の特徴も持っているようでしたら、自閉症の疑いがあると考えたほうがいいかもしれませんね。
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