自閉症の子供は、些細なことで癇癪をおこしたりパニックをおこしたりします。
自閉症の子供が暴れたり叫んだりした時には、どう対処したらいいのでしょうか。
慌てず対応することが大切
自閉症の子供が、急に泣き出して叫んでいた時の対処法として、慌てて対応しないことが大切になります。
まわりの人から見たら、些細なことで癇癪をおこすことも多いです。
ですが、その子供にとっては嫌だったのでしょうね。
大声で叫んでいたり、泣き出していたりしても、しばらく様子を見ながら放っておくのが1番いい対処法になります。
暴れていたり、泣き出して叫んでいたりしている時に、決して怒鳴りつけるなどして叱らないようにしてくださいね。
真面目にかまっていても、変わらないどころか、暴れてしまうのが癖になってしまうこともあります。
暴れたり泣いたりしている時は、しばらく様子を見ながら放っておきつつも、何が原因で泣いているのかなど、パニックになっている原因を考えてみてください。
いつも見ているお母さんなら、きっとすぐに原因がわかるかと思います。
病気やけがなどで、体がつらいなどの特別な異常がないとき以外には、泣き止むまで見守っていてあげることも必要になるのです。
子供ですので、そのうちエネルギーを使い果たして泣き止むか、騒いでいることに飽きてしまい落ち着いてきます。
暴れるタイプや物を投げたり、自分や他の人を叩いたりしてくるタイプの場合は、周りに危険なものがないかどうか、必ず確認して危険なものがあったらどかすようにしてくださいね。
ケガや事故の原因にもなりかねませんので、注意が必要です。
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落ち着いてからの対応も大事
パニックがおさまったり、泣き止んだりしたときには、静かにできたことや泣き止めたことを褒めてあげてください。
そうすることで、「泣き止むことや静かにすることがいいことなんだ」、「お母さんに褒めてもらえるんだ」と覚えるようになります。
1回1回のパニック行動を、トレーニングの時間だと思ってください。
いい行動を増やして、悪い行動を減らしていくという、段階を追って改善していく方法になり、「行動療法」とも言われることになります。
子供にとって危険な行動や、他の人の迷惑となる行動は、行動療法を用いて改善していくことが効果的ともいえますね。
外出先などで、人目が多いところなどでしたら、無理やり連れて行かないようにし、「移動するね」などと声をかけてから、人目に付かない安全な場所へ移動して、子供が落ち着くまで様子をみてください。
落ち着くことができたら、必ず褒めてあげてくださいね。
「暴れると放置されて、静かになると褒められる」ということを覚えさせることによって、暴れてしまうことや、泣き叫んでいることが習慣になっていることを改善できる様にもつながります。
行動療法を、専門家と一緒に行う事で、かなり改善の効果が期待できます。
お母さんとしては、人目につく場所での行動で、周りの目が気になって苦痛ともいえるかもしれませんが、暴れている時でも静かに見守ってあげることが大切になるのです。
放っておくことも、愛情の1つだと思って頑張ってくださいね。
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