発達障害の1つである自閉症は、一般的には3歳ぐらいから判断され、それまでは判断が難しいとされています。
自閉症の赤ちゃんも、普通の赤ちゃんと変わらないことが多いです。
個人差もありますが、赤ちゃんによっては特徴的な行動をすることもあります。
赤ちゃんの時に見られる特徴には、どのようなものがあるのでしょうか?
自閉症の赤ちゃんは目を合わせてくれないことが多い
赤ちゃんはまだ成長過程でもありますので、個人差もあり、特徴的な行動と言っても、必ずしているわけでもなく、しているから自閉症というわけでもありませんので、目安として見てくださいね。
生後3か月ぐらいになると、赤ちゃんはお母さんと目を合わせてくれることが増えてきます。
ですが、自閉症の子は、目をあわせてくれないことや、目をそらせてしまうことが多くみられます。
赤ちゃんは、お母さんに対して安心感から目を見つめてくれることが多くあるのですが、自閉症の子だと、目を合わせるのが怖かったり、興味がなかったりするようで、目を合わせてくれないことが多いです。
他にも、本来なら赤ちゃんはお母さんに抱っこされると、安心感から喜ぶ子も多いのですが、自閉症の子の場合、抱っこされるのを嫌がって体をのけぞったりすることも多くあります。
触られるのが嫌なことや、お母さんだと認識できていないことから、そういった行動をとってしまうようです。
あと、自閉症の場合だと、あまり笑わないとも言われるのですが、笑わない子もいれば、笑う子もいますので、どちらともいえないかもしれないですよね。
生後半年頃には、落ち着きがなくなってくることもあります。
抱っこされていても落ちつかずに、周囲を見回していることがよくみられるようですよ。
また、この時期には人見知りが始まることも多く、お母さんから離れることを嫌がる子も多いのですが、自閉症の場合、抱っこを求めることや、後追いすることがあまりないとも言われています。
[ad#ad-1]
自閉症の赤ちゃんは指さしをしない
1歳を過ぎたころになると、欲しいものやとってほしいものを「指さし」するようになってくるのですが、自閉症の赤ちゃんの場合は、指さしをしないことが多くみられます。
指さしをしないで、お母さんやお父さんなどの手をつかみ取らせようとする「クレーン現象」が多くみられます。
クレーン現象は、自閉症の赤ちゃんでなくてもすることもありますので、たまたまやるぐらいでは心配はないですよ。
クレーン現象を改善させるには、声をかけながら指さしを教えていくと徐々にしなくなることもあります。
自閉症の赤ちゃんに、クレーン現象が多くみられるのは、とってほしい人じゃなくて、その物に固執するために、自分以外の手をクレーンのように掴んで動かしているといわれています。
他にも、手のひらをひらひらさせて、指の隙間から見える景色を見て楽しんでいたり、手の動きを見て感覚を刺激して遊んでいたりすることもよく見られるようですね。
また、早い子だと生後1ヶ月ぐらいから、人のまねをする「動作共鳴」がみられるのですが、自閉症の子の場合、それが無かったり、しなかったりします。
他にも、座っていても常に体を揺らせるなど、落ち着きがないこともよく見られますよ。
自閉症の子供に多くみられる遊び方で、物を並べて遊ぶということもあります。
つみきやおもちゃなどを、横一列に並べたり、縦に積み重ねたりして遊ぶことも多くみられます。
もし、これらの行動が、多く見られるようでしたら、自閉症を疑ってもいいかもしれません。
しかし、判断がつくのは早くても3歳頃が多いので、過度に心配しすぎるのもよくないですよ。
子供は成長過程にあり、個人差もありますので、自閉症じゃなくても、同じような行動がみられることもあります。
また、1歳ぐらいまでは普通だったのに、そこからの発達が遅いなども時もあります。
[ad#ad-1]
この記事へのコメントはありません。