自閉症の子供は、言葉の発達が遅いといった特徴があります。
言葉の遅れは特訓などで改善されていくのでしょうか。
年齢ごとの目安について
個人差もあり、全ての人に当てはまるわけではないのですが、成長とともに話せるようになることが増えていきます。
言葉の目安や特徴などをあげますので、目安として見てくださいね。
1歳を過ぎたころから、他人の言葉の真似をするようになり、覚えた言葉を使い始めることや片言でしゃべるようになっていきます。
「マンマ」や「ブーブ」、「ニャーニャ」など話すようになりますが、対象範囲は広く、細かくは区別されていないことも多いです。
また、指さししながら「あー」などというようにもなります。
1歳半ぐらいのころまでに、10語以上話せるのが目安となり、20個ほどの単語を覚えていきます。
「ニャーニャ、いた」などの2語文を話すようにもなり、教えていくことで「ニャーニャ」、「ワンワン」などと動物の種類なども使い分けるようにもなってきます。
2語文を使うようになり、「はーい」などと返事をするようになる子もいます。
他にも簡単な質問などを理解して、それに応じた行動をとれるようにもなってきます。
1歳半から2歳にかけては、二語文を話せるようになり、会話の範囲も増えてきます。
1歳半ぐらいには、30前後ほどの単語を覚え始め、2歳になるまでには300語ぐらいまで話せるようになっていきます。
「○○行って、○○する」などと、会話になっていくことが多く、音感も発達してきますので、音楽に合わせて歌えるようにもなってきます。
これらの言葉の発達は、個人差もありますので、そのとき言えていなくても、一気にしゃべりだすタイプの子もいますので、参考程度に見てくださいね。
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療育などで自閉症の改善も可能
療育などを受けることによって、言葉の特訓をすることもできます。
効果の出方にも、個人差がありますので、早い段階で言葉を覚えだす子もいれば、スローペースでゆっくり時間がかかるけど、言葉を覚えていくようになる子もいます。
必ずしも改善の効果があるといえるわけでもないので、試してみないとわからないといったこともありますが、多くの子供に効果的なようです。
療育に行きだしたからといって、すぐに改善されるというわけではなく、その子のペースもありますので、気長に続けていくことが大切になります。
早い段階から療育をうけるなどのトレーニングを開始することによって、改善の可能性も高くなりますので、自閉症の疑いがあり、言葉の遅れがみられるようでしたら早期に療育を受けだすことをオススメします。
判断がつく3歳ぐらいまでは、疑いがあるけど様子を見ましょうということも多いですが、何もしないよりは、改善に向けてのトレーニングをし始めていくほうが、子供のためにも役立ちます。
ある程度の年齢になると、それまで喋っていなかったのに、一気にしゃべりだすようになる子もいたり、逆にしゃべっていたのにしゃべらなくなってしまったりの子もいます。
検診などで疑いがあるといわれなかった場合にも、3歳を過ぎてもあまりしゃべらないようでしたら、専門医に診てもらうことをオススメします。
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