自閉症の子供は、言葉の発達が遅いといった特徴があります。
自閉症の子にみられる言葉の特徴には、どういったものがあるのでしょう。
療育などで、言葉の発達の遅れを改善させていくことが多いですが、早めに始めることがいい理由には、どういったことがあるのでしょうか。
自閉症の子供は言葉の意味を理解できていない
自閉症の子供によく見られる「オウム返し」というものがあります。
オウム返しが多いときには、言葉の意味を理解していないことが多いとされています。
成長とともに徐々に単語を覚えていくのですが、自閉症の子供の場合、言葉の発達に遅れがあるためもあり、単語を理解できていないことも多いためオウム返しをしてしまうことが多くみられるのです。
「喉乾いた?」ときいたら、「喉乾いた?」と疑問符まで一緒に言ってしまっていることもあり、疑問符も言っていることに気付かなかった場合、本人は喉が渇いていないのに、水分補給させてしまうこともしばしばみられます。
覚える単語も少ないことも多く、覚えた言葉は何度もよくいうのに、なかなか次の単語を覚えてくれないなどもあります。
年齢に応じて、話せるようになることも違いますが、3歳を過ぎても会話ができない子もいます。
家で、言葉を覚えさせようと特訓していた場合、少しずつ覚えていくこともありますが、普通に生活していて、徐々に話すようになるだろうと何もしなかった場合、そのまま言葉を覚えてくれないこともあるのです。
普通の子供でしたら、言葉を覚えさせるといったように、特に気にかけてなくても覚えていくこともありますが、自閉症の子供の場合は、普通にしていただけでは覚えてくれないことが多くみられるのです。
そのためにも、早めに対応していくことはとても大切なことになります。
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自閉症の療育は早いうちからがいい
早いうちに疑いがあるといわれている場合や、言葉の発達が遅れていると思った場合には、療育などを利用して、言葉の発達の遅れの改善をしていくことも必要になります。
子供の成長にも個人差があり、療育をうけてすぐに効果がみられていく子もいれば、徐々に効果が見えてくる子もいます。
言葉の発達の遅れがみられるのに、何もしていなかった場合、その期間が無意味に過ぎていることにもなり、遅れて療育を受け始めたとしても、療育などでのトレーニングでの効果のあらわれるまでに時間がかかってしまうこともあるのです。
早い段階から、療育を受けることによって、改善の可能性も高くなります。
自閉症と診断されている、または自閉症の疑いがある子供の親の中には、なかなか受け入れられず、何の対応もしていない人もいます。
親が子供の自閉症のことを、素直に受け入れられず、「そのうち話すようになってくれる」と、何もしてこなかった場合、子供にとっても二次障害を与える時間にもなってしまういるきっかけを作っているということを忘れないでください。
→自閉症の子供は言葉が出ないのが特徴!訓練で言葉は改善される?
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