自閉症の赤ちゃんの特徴として、手をひらひらさせるという行動があります。
どうしてひらひらさせているのでしょうか。
軽度自閉症の場合でもする行動になる
自閉症の赤ちゃんの特徴でもある、手をひらひらさせる動作はどういったことを言うのでしょうか。
特徴として見られる手をひらひらさせる動作は、色々なパターンがあり、手をかざしていたり、鳥が羽ばたいているようにひらひらさせていたり、片手だけや両手でするなどがあります。
このような動作が特徴的な行動と言われる「手をひらひらさせる」ということになります。
この動作は、「フラッピング(またはハンドフラッピング)」と言われているようですよ。
赤ちゃんの時は、自閉症をもっている子でなくても、自分の手をじっと見つめていたり、動かして動くのを見て遊んでいたりすることは、珍しくはありませんので月齢によっては過度に心配しないほうがいいです。
赤ちゃんの時はよく、自分の手を顔の前にかざして、目をくりくりさせて楽しそうに見ている子って結構多いですよね。
普通の子でも、自閉症の子でも、自分の顔の前に手をかざしてひらひらさせて遊んでいるんですよ。
一般的に自閉症の判断がつくといわれる3歳ぐらいの年齢になっても、同じようなことをしている時には、自閉症児の特徴として言われている「フラッピング」なのかもしれませんね。
もし不安なときは、検診の時に相談してみることや、風邪などで病院に行ったときに、ついでに相談してみるのもいいですよ。
フラッピングがみられるだけでは自閉症の疑いも少ないかもしれませんが、成長しても続いているような時で、他の自閉症の特徴と言われる行動や、言葉の遅れがみられる場合は、専門医に診てもらうことをオススメします。
自閉症の子はフラッピングをするのはどうして?
フラッピングをする理由は、その子により理由が違うようです。
手の隙間からこぼれる光が顔にあたることが楽しくて遊んでいる子や、手を前にかざして景色が変わるのが面白くてしている子、木漏れ日のような状態を自分の手で作り出している子などいろいろあります。
ひらひらさせるのも、片手だけの場合や、両手の場合があり、軽くひらひらさせている子もいれば、大きく振り回すぐらいの勢いでバタバタ羽ばたくようにする子もいます。
手だけでひらひらではなく、腕ごとバタバタ動かすこともあるようなので、落ち着かない子とみられるだけの場合もあるようですね。
フラッピングする理由としても、興奮している時にする子、落ち着かない時にする子、不安なときにする子など様々です。
刺激が足りない時や、喜びを表現している時、自分の手がここにあるということを認識したい時などもあるようです。
他にも、手遊び感覚で遊んでいるだけの場合もあれば、手がそこにあるからふっているだけなどもありますので、フラッピングする理由は、本人に聞かないと説明ができないかもしれませんね。
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