自閉症の子供は、運動が苦手なことが特徴と言われていることもあるのですが、本当なのでしょうか。
運動が苦手なのはどうしてなのでしょうか。
必ずしも運動が苦手なわけではない
自閉症の子供が、運動が苦手というのは、自閉症の子供全てに当てはまるわけではありません。
運動が苦手な子が多いというだけになり、自閉症の特徴というのはちょっと違うような気もします。
運動が苦手になってしまう理由として、同時に作業できないといったことが原因になっていることもあります。
たとえば、縄跳びでは「縄をまわす」ことと、「ジャンプする」ことが必要になってきますよね。
同時に作業することが苦手な子の場合、頭が追い付かなくなってしまい、「縄をまわしながらジャンプする」といったことができなくなってしまうようです。
自閉症をもっている子供によっては、運動神経がいい子もいますので、必ずしも「自閉症=運動神経が悪い」というわけではないのです。
他にも、自閉症などの発達障害をもっている子は、合併症で「発達性協調運動障害」の症状をもっている人も少なくはないようです。
発達性協調運動障害をもっている場合、手先が不器用でボタンをかけられなかったり、運動の発達が遅れていたりします。
自閉症などの発達障害をもっている人が、併発していることも多いのですが、関連性ははっきりとは分かってはいません。
「不器用な子」や「運動ができない子」として見られることもあり、発達障害と発達性協調運動障害をもっている子供も多いことから、「自閉症の特徴は、運動ができないこと」ということが広まってしまっているのかもしれませんね。
[ad#ad-1]
→自閉症の赤ちゃんが手をひらひらさせるのは何故?どういう動作を言うのか?
自閉症は習い事で改善される?
自閉症の症状は、習い事で改善されていくのでしょうか。
発達障害の子は、コミュニケーションをとることが苦手な子も多く、運動が苦手な子も多いので、スポーツ系など体を動かすことが多い習い事は、運動が好きな子じゃないと向かないかもしれません。
また、周りとうまくなじめないことで、ストレスがたまり二次障害の原因になってしまうかもしれませんので、できたら個人でできる習い事のほうがオススメです。
他にも、リズム感がない場合の時にもオススメできるのが、トランポリンになります。
トランポリンの場合、音楽運動療法とも言われ、自分のリズムに合わせて飛ぶことによってリズム感を鍛えることもでき、上下にジャンプするという規則的な動作なので好んでやる子も多いようです。
トランポリンは、ただ飛んでいるだけに見えるかもしれませんが、運動不足の解消にも使えますし、自閉症などの発達症状をもっている人の改善にも効果があるとされています。
他にも水泳などの習い事も全身を動かせるので、いいようですよ。
習い事をさせるときは、子供がストレスがたまらないものにしないと、自閉症の症状の改善どころか、二次障害の恐れもありますので、させる習い事によっては注意が必要になる場合もある事を覚えておいてくださいね。
[ad#ad-1]
この記事へのコメントはありません。