重度自閉症をもっている人は、問題行動が多くみられることがあります。
どのような問題行動がみられるのでしょうか。
また、その症状をふせぐためにはどうしたらいいのでしょうか。
自閉症には暴れるという行為が多くみられる
問題行動の中でも多くみられるのが、物を投げつけたり、物にあたったりなどの行動になります。
他にも、問題行動と言われるものはありますが、人や物に対しての他害行動が、非常に多くみられています。
パニックを起こしやすく、暴れてしまうこともあれば、パニックを起こしているわけではないが、物や人にあたってしまう人もいるのです。
子供の場合だと、噛みつくなどの行動も多く見られます。
他害行為や暴れるなどの行動を防いでいくためには、その原因を把握することが大切になります。
そのようなときにそうなるのかを分かったら、そのきっかけとなっている行動や状況を作らないようにしていくことが必要です。
他害行動などは、行動療法によって改善を目指すのですが、知的能力に遅れがあった場合には困難なものともなります。
徐々に改善していくことを目指して、「いい行動を増やして、悪いことを減らしていく」といった行動療法を続けていくことはとても大切になるのです。
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無理に辞めさせない方がいい場合もある
他人や物に対してではなく、その対象が自分になってしまうといった、自傷行為をする人もいるのですが、無理に辞めさせようとすると、かえって悪化してしまうこともあります。
自傷行為がある場合は、落ち着くまで放っておくことが必要なときもあります。
自傷行為にも、個人差があり、爪を噛むという軽いものから、肉が見えてしまうほど自分に噛みつくといったひどいものなどと、度合いが様々です。
軽度の場合は放っておいたほうがいいのですが、生命にかかわるようなことをしている場合は、止めてあげることも必要になります。
問題行動と呼ばれる行為には、さまざまあり、その人によってする行為は違います。
いずれにせよ、問題行動となる症状を防ぐには、周りの環境によって起きている場合は、環境を整えてあげることが必要になりますし、特定の人や状況によって起きている場合には、その対象となる人や状況から避けることが必要となります。
問題行動を起こしてしまう本人がリラックスできる環境づくりが非常に大切となるのです。
無理に抑えつけたり、やめさせたりすることによって、悪化してしまう場合や、症状が増えてしまう、ストレスがたまって二次障害をもってしまうきっかけとなることがありますので注意が必要です。
危険や問題がない場合には、基本的には本人の意思を尊重してあげてください。
まわりのサポートする人たちが、バラバラに支援していたらかえって混乱してしまうこともありますので、チーム体制が必要となることもあります。
混乱して、さらに問題行動が増えてしまうこともありますので、注意が必要になることもあるかもしれませんね。
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