精神的な病気である「総合失調症」の名前だけは聞いたことある人も多くいますよね。
名前は聞いたことあるけど、どういった病気で、どういった症状なのかがわからないという人も多いと思います。
総合失調症には、どういった症状があり、何が原因で発症してしまっているのでしょうか。
目次
総合失調症の3つの症状
総合失調症の症状として有名なものは、3つあります。
「幻聴」・「幻想」・「妄想」
といった症状が出ることが多く、この症状でしたら知っている人も多いのではないでしょうか。
でも、総合失調症の症状にはこれ以外にもたくさんあり、その症状も「陽性症状」と「陰性症状」、に分かれていて、他にも認知機能障害といった症状が出ることもあります。
<陽性の症状や具体例>
幻覚や幻聴・妄想や思考障害・自我意識の障害・行動異常など、本人だけが症状を認識するのではなく、第3者も症状を認識できるものが多くあります。
その中でも多くみられるのが幻聴になります。
自分を否定する発言が幻聴として聞こえることも多く、実際には何も言われていないが悪口を言われている声が聞こえたり、罵られたりすることがあります。
人により症状は様々になりますので、誰かに命令される声が聞こえるということもあるようですよ。
幻聴以外にも、幻視や幻味、幻嗅、幻覚などがあります。
それらによって、妄想が引き起こされることも多く、いきすぎると誇大妄想に発展することだってあります。
被害妄想が止まらないといった症状からも、幻聴などの症状がおこることだってあるようですよ。
思考障害としては、話していたことがまとまらなくなり、急に話が飛んだり、黙っていたかと思ったらまた別の話をしたりと支離滅裂になっていることが多いです。
また、行動異常の症状が出ている場合は、同じ行動や言葉を繰り返すことや、芝居じみた行動をとる、急に大声を出すなどがあります。
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<陰性の症状>
陰性の症状としてあらわれるものは、うつ症状に似ているものが多くあるため、間違えられやすいことがあります。
喜怒哀楽がなくなる「感情の平板化」をはじめ、頭が回らなくなり、意欲の低下、しだいに自閉的になる(ひきこもり)などが陰性の症状になります。
疲れやすく、だるいなどの症状も、多い症状の1つでもあります。
陰性症状は、全ての症状においてではないのですが、薬では治療が難しいこともあります。
<認知機能障害>
認知機能障害の症状がおきている時は、話していてもまわりの音が気になって集中できなくなってしまうことや、頭の中での情報が追い付かず、理解することが難しくなってしまうこと、また、それに伴う行動ができなくなってしまうことがあります。
たとえば、お風呂に入った時に、身体を洗うことを理解できず洗うことができないといった行動をとってしまうこともあるようです。
日常行動すらできなくなってしまうこともありますので、周りの協力が必要不可欠になってしまうことだってあるようですよ。
→発達障害の二次障害!統合失調症・解離性障害・うつが併発した際の治療法
なんで総合失調症になってしまうの?
昔は精神的なことからきている心の病気とも言われていたのですが、研究が進むにつれて、脳の中で情報処理異常がおきていることで、症状があらわれているとわかってきています。
感情や考え方が、脳の中でまとめられなくなってしまうことが、総合失調症になってしまう原因なのです。
脳に異常が生じている場所によって、症状も人それぞれ変わってきていますので、様々な症状がみられるのですね。
また、ストレスから脳に負担がかかり、総合失調を発症することもありますので、ストレスを溜め込まないように、日ごろから気分転換するなどして、ストレス発散することも予防につながりますね。
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