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統合失調症と遺伝の関係!子供や孫に遺伝する可能性は?

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統合失調症は、統計的に見ると、この病気を発症した人がいる家系に多く発症すると言われています。統合失調症と遺伝には、どんな関係があるのでしょうか?子供や孫に遺伝する可能性は、どのくらいでしょうか?

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統合失調症の発症原因!統合失調症は病気になりやすい体質が受け継がれる

統合失調症の発症には、さまざまな要因が複雑に絡み合っていると考えられています。脳の生物学的要因、心理的要因、環境要因、そして、遺伝的要因です。

統合失調症の原因と考えられる遺伝子は、1種類ではなく、たくさんの遺伝子が関係していると言われています。

たくさんある原因遺伝子のうち、いくつか一定以上の量を持つと、統合失調症を発症する可能性が高くなると考えられています。統合失調症そのものが遺伝するのではなく、統合失調症になりやすい体質が、子供や孫に受け継がれるとされています。

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統合失調症の発症には遺伝と環境の両方が複雑に関わる

統合失調症と遺伝に関する研究として、一卵性双生児の発症一致率を調べたものがあります。二卵性双生児では、発症一致率は15%。一卵性双生児では、60~70%と高くなっています。

一卵性双生児でも、100%一致するわけではないため、遺伝子だけが、発症原因ではないと言えます。ただし、一卵性双生児を生後直ちに別々の家庭で育てた場合も、同じくらいの発症率が報告されている事から、全て環境要因のせいにもできないと考えられています。

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子供や孫に遺伝する確率はどのくらい?一般的な発症率との違いを知るメリットは?

統合失調症の遺伝について、ドイツのルクセンブルガーという研究者が行なった研究があります。その研究によると、統合失調症の患者の子供が、統合失調症を発症する確率は16.4%。その孫が発症する確率は3%とされています。ちなみに、統合失調症の一般的な発症率は、1%です。

統合失調症は、遺伝子から病気を発症しているかどうかが、近年、分かるようになりました。採取した血液から得られた遺伝子情報から、今現在、統合失調症を発症しているかどうかを、確認できます。

以前は、陽性症状が出るまで、統合失調症を発症しているかどうかは、分かりませんでした。現在は、両親や祖父母に統合失調症の遺伝的素養がある事が分かれば、陽性症状が出る前に、統合失調症を発見、治療できます。

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