発達障害のADHDは、知能がないわけではないので普通に働いている人もいますよね。
2016年の4月に改正された障害者雇用促進法によって、精神障害者も障碍者雇用に追加されるようになったため、障害者手帳を持っているADHDの人と同じ職場になる機会も増えるかと思います。
もし、同じ職場にADHDの人がいた場合、どのように接してあげるといいのでしょうか。
特徴によっての対応の仕方
ADHDは不注意・多動性・衝動性の特徴を持っていて、それぞれどのくらいの症状が出ているかは人により違います。
不注意の症状が強くでている人への対応としては、常にメモができるようにメモ帳などをもたせメモを取らせるようにしたり、提出物などはことあるごとに確認したりするほうがいいでしょう。
ケアレスミスが多く、何度も繰り返してしまう場合もありますので、作業することを書いた手順表などを渡し、それを見て作業することを習慣づけさせることでケアレスミスを減らすこともできます。
部署をなどが決まる前でしたら、書類などの提出などが少なく、社外への連絡も少なくてすむ部署への配属をするなどもできますよね。
多動性や衝動性が強く出ている人への対応としては、チームワークが必要な仕事ではなく1人でできる仕事をさせることや、時間や作業などに区切りをつけてその都度報告させ、新しい仕事を与えるというのもいいかもしれません。
部署が決まる前でしたら、体を動かすことが多い部署への配属もいいですよね。
ADHDの人は、他のことに興味がうつり、違うことに集中力を向かわせてしまう場合が多いので、机の上などには必要なもの以外置かないようにすることや、パーティションなどで作業スペースを区切ることなども必要になってくる場合もあります。
また、スケジュールを守れないことが多い場合もありますので、そのようなときはスケジュールには十分な余裕を持たせ、目につきやすい場所にスケジュール表をはってあげてください。
他にも得意なことはすぐ終わらせるが、苦手なことを先延ばしにする傾向がある人もいます。
そのような場合、具体的な期限を伝えたり、「今日中に提出して」などではなく「○時までにここまで終わらせて」などと細かい区切りをつけてあげたりするのもいいですよ。
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ストレスをためさせると症状が悪化
ミスなどをし、叱ってばかりいると劣等感を覚え自信喪失につながり、ADHDの症状も悪化してしまいます。
コミュニケーションがうまくとれない人もいますので、もしTPOにそぐわない発言をし、相手を不快にさせてしまう場合は、本人に悪気があってしているわけじゃないということを周知のものとしておいたほうがいいです。
また、指導する人などにもADHDに理解のある人や、面倒見のいいタイプの人などを配置するのも大事です。
大人のADHDの社員の対応には面倒なことも多いかもしれませんが、放置しておくと余計に周りの他の社員の迷惑にもつながることとなります。
面倒を避けるためにもその人の特徴にあった対応をすることで、面倒が増えることを避けられます。
ADHDである本人も、工夫して仕事できるように頑張っている場合も多いので、適切な対応をして一緒に頑張ってあげてください。
→ADHDやアスペルガーは仕事が出来ないのは嘘!研究者、学者、デザイナーで本領発揮!
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