発達障害にもいろいろあり、ADHDやLD・アスペルガー症候群・自閉症など聞いたことがあるかと思います。
それぞれの発達障害にはどういった特徴があるのでしょうか。
発達障害の種類によっての違いはなんなのでしょうか。
発達障害の種類
発達障害は、おおきくわけてADHDと広汎性発達障害とLDの3つに分かれています。
ADHDは、不注意、多動性・衝動性が特徴となる発達障害になります。
多動性がない場合、ADDともいわれますよね。
症状としては、集中力がない、落ち着きがない、我慢ができないなどがあげられます。
LD(学習障害)は、知能的な遅れはないものの、学習面において障害があります。
「読む」・「書く」・「計算する」・「推論する」の能力の中のいずれかが困難なのが特徴です。
特定の能力に関しては困難でも、それ以外に関しては高い能力を持っている場合もあります。
症状として、運動の困難などもあります。
広汎性発達障害はいくつかにわかれていて、自閉症、アスペルガー症候群はそのうちの1つとなります。
自閉症スペクトラム症や、社会的コミュニケーション症ともいわれることもあります。
特徴としては、社会性障害、コミュニケーション障害、特定のことへのこだわりなどになります。
感覚過敏などの特徴を持っている場合もありますね。
また、アスペルガー症候群は、幼児期に言語の遅れなどがないことが多く、自閉症では、言語の遅れがみられる場合が多いです。
アスペルガー症候群は、右脳系に弱く、自閉症は左脳系に弱くなっているともいわれています。
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→発達障害・自閉症・ADHD・LD・アスペルガーは遺伝する?確率的にはどの位なのか?
合併する場合も多い
発達障害は合併してあらわれることも多くいです。
また、似たような症状の行動もあるため、違う発達障害と思われる場合もあります。
LDとADHDは似た症状も多いのですが、LDは学習面、ADHDは行動面に問題があります。
アスペルガー症候群とADHDも似たような行動をとりますが、その行動をとる根本的な理由が違います。
このように、似た症状や行動が多いため、発達障害であっても区別がつけづらい場合も多く、判断がつきづらい場合も多くあります。
ADHDであるのに、多動性が少ない場合「LDなのかも?」と思われる場合もあれば、LDなのに、「おとなしいADHD」とみられることだってあるのです。
症状が似ていたり、行動が似ていたりの場合、判断はなかなかつけづらいですが、専門の医師に相談したり、検査をすることで診断が出る場合も多いです。
疑いがあったら、病院で診察し、早期の治療を開始するのも大事ですよね。
発達障害の種類によって、治療方法や、対処方法なども異なります。
どの発達障害かの診断がでれば、適切な対応をとることもできますよね。
治療方法も、薬物治療や心理的社会療法など、様々な治療方法もありますので、診断後医師と相談のうえで、その人にあった、適切な対応や治療方法で改善を目指してください。
完治できなくても、症状の改善は可能なのです。
→ADHDのグレーゾーンとは?ADHDの反抗期は普通よりも酷い?限界を感じたらどうすべき
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