ADHDの人は、些細なことで怒りやすく、人によっては手まであげてしまいますよね。
この症状は一生治らないのでしょうか。
ADHDの感情のコントロールが不可能
個人差はあるのですが、症状を軽くすることは可能です。
衝動性が強い場合、たとえ仕事先の上司や取引先の人でも、些細なことで怒ってしまう場合もあります。
怒った後持続するわけでもなく、怒った後は感情が普通に戻っている人が多いため、余計に怒られた相手から見たらわだかまりが残りますよね。
ADHDの人は、「嫌いだから」などの理由で怒っているわけではなく、一瞬イラっときたことに対してのことなどにも衝動が抑えられず、怒るなどの行動に出てしまうのです。
衝動性が強く症状に出ている人の場合、交友関係がくずれたり、トラブルの原因となってしまったりするのもこのためなのです。
また、依存症になる傾向が多いのも、衝動性により我慢できなくて「つい」という軽い感覚で始めたものが癖になり依存していますよね。
たとえば、欲しいものができると必ず手に入れたくなってしまい、衝動的に買います。
買ってしまうとそれに対する熱が冷めてしまい、また新しいものに興味をひかれます。
それを繰り返していってしまい、買い物依存症となってしまう女性の方も少なくありません。
それ以外の依存症も多い傾向にありますが、感情のコントロールが効かないのでよけいなのでしょうね。
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ADHDの感情コントロールの改善は可能?
コントロールをするようにするのは難しいかもしれませんが、工夫や治療次第では、感情のコントロールできずに爆発させてしまうといった症状も減らすことが可能です。
話していて感情的になり、自分の思うままをぶつけてしまうようでしたら、聞き手に回って離さないことも大事なのかもしれません。
つまらない人だと思われてしまうかもしれませんが、仕事関係などでは特に、下手に話して途中で悪意はないとしても怒り出したりしたらトラブルの原因となりかねませんよね。
相槌だけでも、交友関係を崩さずに過ごせる場合もあるのです。
また、長時間話しているのではなく、少しでも苛立ちを感じたら感情が爆発する前に、クールタイムをもちいることなどもとても大事です。
少し間をおいて、気持ちを落ち着かせてからでしたら、先ほどのいら立ちも忘れていたり、気持ちが切り替わったりしますよ。
あまりにも衝動性の症状が強く出すぎて、自分だけではどうしようもできないといった場合でも、諦めず医師やカウンセラーに相談してください。
少しでも症状が少なくなり、改善できる最適な方法を一緒に探してくれるはずです。
ADHDは完治することはありませんが、個人差はありますが治療することにより、症状の改善は可能なのですから。
自分だけでも努力できるという場合でも、一人で抱え込みすぎないようにしてくださいね。
二次障害として、うつ病などを持ってしまったらさらに症状が悪化する原因にもなってしまいます。
→ADHDのグレーゾーンとは?ADHDの反抗期は普通よりも酷い?限界を感じたらどうすべき
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