てんかん発作には前兆があります。
前兆も発作のひとつなのですが、最初の症状となり、人によっていつも同じような症状がみられることがほとんどになります。
てんかん発作の前兆として、どのような症状があるのでしょうか。
自分でてんかんの前兆を知っておくのも大事なこと
発作を見ていた人や、モニタリングなどをしていたらその様子を見せてもらい、自分の前兆を知っておくことも大切になります。
前兆には人それぞれありますが、毎回同じような前兆症状がみられることが多いのです。
身体の感覚の症状として、手、脚、顔などの決まった部位から始まる、感覚が鈍くなる・びりびりする、むかむかして吐き気があるなどがあります。
視覚の症状として、景色が歪んで見える、見える場所が限られる、点や丸・星などの形状のものが見えるなど。
聴覚の症状として、機械音や音楽が聞こえる、どちらか一方だけの耳だけ聞こえるなどがあります。
意識ははっきりしているのだけど、他人の言葉が理解できなかったり、言葉を話せなったりなどの失語障害が出る場合もあります。
人により様々ですが、寂しい・こわいなどの精神状態での症状もあるようです。
他にも、説明できない症状もあるみたいですね。
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てんかん発作症状の種類
発作にも種類があり、全般発作と部分発作にわかれます。
脳全体の異常からくる全般発作は、いくつかの発作の症状があるのですが、倒れた瞬間から意識がないのが特徴になっています。
脳の一部の異常からくる全般発作もいくつかの発作の症状があり、意識がある「単純部分発作」と、意識がない「複雑部分発作」にわかれています。
二次性全般発作というものもあり、単純部分発作から始まり、複雑部分発作になり、最後は全般発作になる場合のことを言います。
全般発作では、全身が硬直して意識を失い、全身が痙攣する「強直間代発作」、一時的に意識がなくなる「欠神発作」、力が急に抜けて倒れてしまう「脱力発作」などがあり、小児期から思春期にかけては、体を一瞬びくっとさせる「ミオクロニー発作」などもあります。
小児期のみにおこるものとして、ミオクロニー発作の他に、頭が前に急に倒れたり、両手を振り上げたりする「点頭発作」というものもあるのですよ。
てんかんの発作にはいろいろな種類の発作があるのですが、発作が5分以上続いたり、短時間の発作でも繰り返し長時間発作がおこったり、意識が曇っている状態が長い場合などは病院での緊急処置が必要な場合もあります。
このような場合や、いつもと発作の様子がおかしい場合などは、「重積発作」の場合があり、すぐにでも治療する必要がある事もあるので、てんかん発作時には、周りの人が注意して見ていることが大事になってきます。
重積発作がおきている場合は、救急車を呼ぶなどして、すぐにでも病院に連れて行ってあげてくださいね。
発作時間には個人差もあるのですが、ほとんどが数分でおさまり、意識が回復することが多く、5分以上続いているようでしたら重積状態になっている場合が多いです。
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