てんかんの発作はどうして起きるのでしょうか。
発作がおきる原因があるのでしょうか。
てんかんの発作がおきる原因
てんかんの発作を持っている人にとって、発作を引き起こす原因となっている誘惑因子などがあります。
「特異性発作誘惑因子」といい、てんかん発作を持つ人だけに作用する誘惑因子があり、それによっておこる発作を「反射発作」ともいわれています、
大きく分けて感覚性のもの、運動性のもの、精神活動性に分かれているのですが、感覚性からくるものとして、以前テレビでアニメを見ていたら子供が痙攣したという事件もありましたよね。
これは、光感受性発作といい、テレビやディスプレイのチカチカした光を見たことによって起きるてんかん発作になります。
テレビ以外にも、水面やゲレンデ、木漏れ日などを見ていると発作が起こる場合もあります。
これらはすべて光感受性発作とよばれています。
不意な大きい声や音によって発作が引き起こされることもあります。
身体の接触や、入浴、予期していないものや人との接触が原因となる場合もあります。
運動性としては、体を動かしている時、まぶたの開閉によってひきおこされることも。
精神活動性としては、文字などを書いている時、計算している時、読書をしている時や、精神面に過度の緊張がかかった場合にも原因となる場合があります。
他にも特定の遊びをしている時や、特定の食事をしたときに発作が引き起こされることも。
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発作が起こりやすくなる条件もある
てんかんを持っていなくても発作が起こりやすくなる条件になる、「非特異性の発作誘因」というものもあります。
疲労や寝不足、ストレス、急激な運動、飲酒や生活習慣の乱れ、酸素不足からも発作をひきおこす場合があります。
カルシウム不足や血糖値低下でも引き起こす場合もあり、食生活が乱れている場合や、食べるものが偏っている場合も発作をひきおこす原因となる場合もあります。
すでに治療をされている方ですと、抗てんかん薬の急な変更や勝手に中断した場合なども、発作を引き起こす原因となりますので、2~3日発作が出ないからといって、自己判断で勝手に服用をやめてしまうという事だけはしないでください。
向精神薬や抗うつ薬などの急な中断でも発作が出てしまう場合もあります。
これらの薬を飲んでいる方は、自己判断で薬を中断しないように注意しましょう。
他にも、家についてホッとしたときなどの安心感からも発作を起こす場合も多いようです。
過剰に興奮状態続いる時や、抑制力が弱まっている時にも発作は起こりやすくなっています。
てんかんと診断されている場合、脳のどの部分が原因で発作がおきているかが決まっているため、同じような症状が繰り返されています。
脳の各部位の前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉で、それぞれ脳の働きが違いますよね。
なので、原因となっている脳の部位の働きを知ることによって、発作の原因となる行動を軽減させることも可能になる場合もあるのです。
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