子供のてんかんは、1歳までに発症することが多く、てんかんの種類もいくつかあります。
小児てんかんの場合も、抗てんかん薬を使って治療していくことになります。
小児てんかんの種類
小児てんかんは、大きく分けると4つの種類があります。
先天的な脳の損傷や、先天性奇形などが原因となる「症候性てんかん」は、3歳ぐらいまでに発症することが多く、多くの場合は部分てんかんが多いです。
症候性てんかんであっても、全般てんかんの人もいます。
赤ちゃんの時にも多く発症しているてんかんになるのですが、最近では医療の進歩によりだいぶ減少しているようです。
「特発性てんかん」とよばれるほうは、赤ちゃんの時に発症するものや、5~10歳ぐらいに発症するものもあります。
特発性てんかんの場合、原因は特定できず、脳の検査でも異常が見つからないことが多いです。
発作が起こりやすいということを遺伝している場合も多いと考えられています。
特発性てんかんの場合、適切な治療をすることによって、早期回復が見込めるものになります。
発見が遅れたり、治療開始が遅くなっていたりした場合は、治療が長引くこともあります。
また、一定期間がたつと発作がおさまる場合や、発作の回数が減っていく場合もあります。
特発性てんかんにも、部分てんかんと全般てんかんがあり、症状によって判断することとなります。
大きく分けると「症候性部分てんかん」・「症候性全般てんかん」・「特発性部分てんかん」・「特発性全般てんかん」にわかれ、どれも治療薬によって完治を目指します。
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→赤ちゃんのてんかん!ママが知っておきたい症状や原因について!
てんかんの治療薬の服用
てんかん治療として、抗てんかん薬の服用をします。
抗てんかん薬の種類もたくさんあるのですが、全般発作と部分発作で飲む薬が違います。
てんかんと診断されてから、初めに飲む薬は基本1種類となり、部分発作・全般発作にわけ、薬の服用が開始されます。
小児てんかんの場合、成人の場合より飲む量が多くなり、薬の作用時間によって1日2回に分けて服用したり、1日3~4回に分けて服用したりと、薬の種類によっても飲み方は変わってきます。
薬の効果を判断するために、医師が決めた指示通り規則正しく服用することが大事なことになります。
飲み忘れや、指示通りに飲まず不規則に飲んでしまうと、必要以上に薬を服用する原因になってしまう場合もありますので注意してください。
個人差もあり、副作用が過剰に出ることや、アレルギー反応が出てしまう場合もありますので、その場合は薬を中断し、医師に相談してくださいね。
副作用を抑えるために、定期的に血中濃度の測定などをすることもあります。
1種類の薬で効果がみられない場合などは、発作の種類ごとにあった適切な薬への切り替えが行われます。
1種類だけ飲むこともあれば、2~3種類併用して飲むこともあります。
効果をあらわれているか確認のためにも、服用している薬の記録なども残しておくといいですね。
覚えていられない場合は、お薬手帳を使うことも大事なことになります。
重要なこととして、発作がおきないからと、自己判断での薬の中断はしないようにしてくださいね。
薬の中断をするときは、必ず医師に相談して中断するようにしてください。
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