てんかんを持っている人が家でてんかん発作をおこした時や、外でてんかん発作がおきている人を見たときなどに、救急車を呼ぶ必要があるときなどはどういったときなのでしょうか。
すぐに救急車を呼ぶ必要はない
てんかん発作がおきたとき、または見かけたときに、すぐに救急車を呼ぶ必要はありません。
初めててんかん発作を見たときなどは、慌ててしまう人も多いと思います。
ですが、てんかんの発作は、短時間のものが多く、発作の種類もいろいろあり、意識がなくなる場合もあれば、意識がある場合もあります。
意識がなくなる場合でも、発作がおさまった後に意識が回復する場合が多く、てんかん発作は短時間で治まりますので、救急車を呼ぶ必要はないのです。
ただ、てんかん発作を見かけたときにきちんとした対応の仕方を知っていないと、悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。
てんかん発作は短時間で治まる場合が多いのですが、慌ててしまい、強く抱きしめたり、揺さぶったり、大きな声で呼びかけたりしてしまうと、逆に発作を悪化させる原因となってしまいます。
てんかん発作を見たときは、冷静に対応することが大切です。
余裕がある場合は発作の状態を記録してあげたり、携帯などで動画をとってあげたり、発作時間を計っておくと、あとで診察した際にも役に立ちます。
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救急車が必要なときもある
てんかん発作は短時間のものが多いため、すぐに救急車を呼ぶ必要はないのですが、救急車を呼んだ方がいい場合もあります。
発作が5分以上続いている時、短時間で発作はおさまっているのだけど何度も発作を繰り返している時は救急車を呼んでもいいでしょう。
発作は短時間で治まっているのだけど、意識が回復しない時なども、救急車を呼んでもいいです。
また、倒れるタイプの症状がある発作の人が、転倒したときに頭を強く打っていたような時も、救急車を呼んでもいいですよね。
発作後に意識がはっきりしていて、自分で動けるような場合でしたら、タクシーなどを使って病院に行くのもありですね。
上に書いたように、救急車が呼んだ方がいい場合の状態は重積状態になっていて、すぐにでも病院で緊急治療が必要な場合が多いため、発作時間を計っておくのは大事なことにもなります。
救急車を呼んだ時に、発作状態の記録をつけていたり、動画を撮っていたりした場合はそれを渡してもいいですね。
治療する際に大きく役立ちます。
「てんかん発作=救急車」ではないことを覚えておいてください。
救急車を呼んだ時がいい場合と、救急車を呼ばなくてもいい場合の判断が必要です。
初めて発作をおこした時や、いつもと違う発作の時など、自分で判断ができない場合なども、救急車を使うのも必要なときがあるときもありますね。
「てんかん発作が5分以上続いている時は救急車が必要」と覚えておいてください。
発作がおきたときに、周りの人が発作のおきている時間を見ておくことが大事なことになりますね。
→赤ちゃん・小児・子供のてんかん!発作薬の種類と飲む頻度は?
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