てんかんの発作は、急に起こることが多いですよね。
人によっては、ある程度時間帯が決まっている場合もありますが、急にてんかん発作がおきたときには、どう対処したらいいのでしょうか。
急なてんかん発作の対処
てんかんの発作があった時は、まずは慌てず冷静に対応することが大切になります。
発作のはじまった時間を、確認しておいてください。
余裕があるようでしたら、発作のはじまった時間とともに、腕からや足からなどの発作がおきた部位をメモしておくといいですね。
発作時に、階段や高いところなどの危険な場所で転倒しているなどの場合は移動させてください。
周りに、危険物や火気などがある場合は、ケガをしないようにどけるようにしてくださいね。
服のボタンを外すなどして、衣服をゆるめることも必要な場合があります。
できたら顔は横向きにしたほうがいいです。
食べている最中などに発作がおきてしまった場合に、発作後吐いてしまうこともあるので、そんな時にはなおさら顔は横向きにしておいた方がいいです。
ただし、発作中に口をこじ開けて口の中の物をとろうとする行為は、しないでください。
発作の悪化する原因となってしまいます。
入浴中やプールなどの水の近くや水中にいる場合に発作がおきた場合は、口と鼻を水面からだし頭部をおさえていてください。
水から引き上げるのは、発作がおさまってからにしてくださいね。
無理に動かしたりすることは、発作が悪化する原因となってしまうのです。
また、発作がおさまった時間も確認するようにしてください。
メモでなくても、今は携帯電話を持っている人が多いので、携帯のビデオ撮影を使って発作の様子を撮っておくのもいいですよね。
少なくとも、発作の時間だけは確認しておくことが大事です。
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5分以上続いている場合は緊急治療が必要
てんかんの発作は短時間で治まることが多いですが、なかなか治まらない場合もあります。
発作時間の記録が重要になるのですが、発作の時間が5分以上続いている場合、重積状態となっており、脳へ悪影響を与えてしまう可能性があるために、病院での緊急治療が必要となる場合があります。
また、5分以上は続いていないのだけど、短時間の発作を繰り返し起こしているような場合も、病院での緊急治療が必要となります。
5分以上続いている場合は、緊急搬送の対象となりますので、救急車を呼んで病院へ行くのもいいですよ。
余裕があるようでしたら、発作の時間だけでなく、発作のはじまった部位、発作の広がり方なども記録しておき、診察の際に医師に見せると今後の治療にも役立てることができます。
慌てて、体を抱き起したり、大声で呼びかけてしまったりなどは、発作の悪化へとつながりますので、発作がおきた際には冷静に対処し、発作がおさまるまで見守ってあげることが大切になることを頭に入れておいてくださいね。
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