急性脳症などにかかってしまったあと、後遺症が残る場合があります。
急性脳症は命を落とすばかりか、命が助かっても後遺症が残ってしまう可能性が大きいですよね。
感染症から急性脳症に
急性脳症のほとんどが、脳以外で起きたウイルス感染によるものが多いです。
インフルエンザやロタウイルスからの急性脳症など、ほかにもいろいろな原因はあるのですが、炎症を伴わない脳浮腫が共通点として知られています。
急性脳症の治療は一刻をあらそうものとなっていて、治療が遅れてしまうと、後遺症が残ってしまう可能性がかなり高くなっています。
また、最悪の場合は命を落としてしまうことも多いです。
子供の場合は特に危険で、進行が早く、風邪と間違われてしまうこともあるのです。
治療が遅くなればなるほど後遺症もいろいろ出てしまいます。
痙攣や意識障害がみられた場合は、病院で診てもらうことは大切ですね。
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→てんかん患者の平均寿命は健常者と同じ!重責発作や欠神発作は寿命と関係ない!
脳症の後遺症として
急性脳症がおきた後、命は助かっても後遺症を残してしまう場合があります。
後遺症として、知能障害やてんかん、筋力低下、全身まひなど、さまざまな後遺症がみられます。
脳にダメージが残ってしまった場所により、後遺症もさまざまになり、人それぞれ違うのですが、海馬に異常があった場合、知能障害や側頭葉てんかんなどの後遺症が残ることが多くみられています。
海馬硬化をともなうてんかんの場合、難治性のてんかんのことが多く、意識がなくなるタイプのてんかん発作症状があらわれます。
また、てんかん発作を抑えるための治療薬が効果の見られない場合、海馬を切除の手術によって、てんかん発作がなくなる場合もあります。
ただし、海馬切除の手術の後でもてんかん発作がみられる場合、発作を抑えることは困難になってきてしまいます。
手術の合併症として、麻痺や、髄膜炎、脳炎なども見られることもあるため、てんかんの後遺症が残ってしまった場合、とてもリスクが高くなってしまいますよね。
後遺症を出ないようにするためにも、急性脳症かもしれない場合は、緊急の検査が必要になってきます。
発見が早く、治療も早期に開始できれば、脳症の悪化や後遺症が残る事態を避けることもできるのです。
また、急性脳症にかからないようにするためにも、インフルエンザ脳症などは予防接種もありますので、きちんと予防接種していることで急性脳症にかかることを予防できます。
てんかん発作も種類により、事故やけがのリスクが高いので、脳症にならないようにすることが一番大切ですね。
子供の熱を下げる際も、むやみに市販薬を使わずに、薬局の薬剤師に相談して使うか、医師から処方された薬を使うようにしてくださいね。
解熱剤を使う場合、市販薬の種類によっては子供には急性脳症を引き起こしてしまう原因となる場合もありますので、成分を確かめず使用したり、投与量を確認しなかったりしないように注意が必要です。
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