アスペルガー症候群の人は、コミュニケーション能力が低いので、ときには本人に悪気はないのですが、心無い言葉を言われることもあります。
そんなアスペルガー症候群の人が、旦那さんだった場合、どうしていけば夫婦関係をうまくしていくことができるのでしょうか。
気持ちを読み取ってもらおうとは思わないこと
アスペルガー症候群の人は、世間一般の常識で行動するのではなく、自分の基準で行動することが多いです。
それに加え、相手の気持ちをくみ取ることを極端に苦手としています。
それなので、「普通だったらわかってくれるのに」「こういう場所では普通はこういうことしない」などという期待は持たないようにしましょう。
気持ちを読み取ることを極端に苦手としているため、悪気がないとしても心無い言葉を言われ、傷つくこともあるかと思います。
「普通だったら…」と比べてしまうと、余計に妻はつらくなってしまいますよね。
だから、はじめから「わからないのだからしょうがない」「わざとやっているわけじゃない」と割り切った考えをしていたほうがうまくやっていけます。
また、やってもらいたいことがある時は、きちんと指示やお願いをしないと、してくれないということもあります。
気持ちをくみ取ることや共調するということが苦手なので、「こんなに大変なのに手伝ってくれない」と思わずに、口に出してお願いしてみてください。
アスペルガー症候群の人は、冷たいわけではなく、言われないと分からないのです。
普通だったら「手伝おうか?」となるようなことでも、アスペルガー症候群の場合「言われてないからしなくていい」となってしまうことも多いです。
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ルールを決めてあげる
アスペルガー症候群の特徴の1つに、自分の世界を最優先するということもあります。
家族で一家だんらんをしている時も、それに参加せず、自分の好きなことをやることに没頭してしまうことも多くみられます。
寂しくも感じるかもしれませんが、うるさいぐらい干渉しすぎてしまうと、自分の世界を侵害されたと感じストレスを感じてしまうことがあります。
旦那さんの世界を守りつつ、孤立してしまわないように、妻である人が旦那さんの部屋やスペース以外にいる時は、家族といるなどと、ルールを決めて守ってもらうようにするといいですよ。
アスペルガー症候群の旦那さんを持つ人は、色々な面で悩んだりすることが多いです。
ひとりで悩みを抱え込んでしまうなどしてしまうと、悩みや不満、寂しさなどで、自分の精神面もやられてしまうことも多いので、相談できる第3者を見つけておくことが大切なことにもなります。
できたら、アスペルガー症候群のことを理解している人に、相談にのってもらったり、愚痴を言ってみたりして、ストレスを抱え込みすぎないようにした方が精神面でも安定して生活することができます。
今は、SNSなどコミュニティサイトなどもいろいろありますので、同じ境遇の仲間と話してみるのもいい方法ですね。
→ADHDの親から子どもに連鎖する可能性!夫にその傾向がありそうで不安
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