アスペルガー症候群の人は、不登校にもなりやすいようです。
不登校になってしまうのは、どうしてなのでしょうか。
不登校の原因は勉強ができないからという理由もある
アスペルガー症候群の人は、知的障害があるわけでもないので、知能的には問題はないのですが、勉強が苦手という面が多いです。
勉強ができないというわけではなく、勉強が苦手なだけなのですが、勉強方法がわからなかったり、できないことで自信喪失してしまったりすることから、勉強ができないというようになってしまうのです。
そのことで、イライラしてしまったり、自信喪失からうつ病になってしまったりして、不登校になってしまうことがあるのです。
勉強ができないからという以外でも、不登校の原因となってしまっていることもあります。
相手の気持ちを読み取ることが苦手なため、うまくコミュニケーションが取れず、集団の輪に入ることが困難な場合もあります。
そのため、周りの人とのずれを感じたり、仲間に入れなかったりするため、孤立してしまい、不登校につながってしまうのです。
アスペルガー症候群のタイプにも、いろいろあり、孤立型の場合は、1人でいることを気にしないということもあるのですが、周りの人と仲良くしたいというタイプもいるのです。
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アスペルガーが不登校後にわかることもある
学校などの生活で、周りとうまくなじめずに、うつ病などの精神病になってしまい、不登校になった後に、病院でアスペルガー症候群と診断されることもあります。
二次障害としての精神病をきっかけに、なじめなかった原因が、アスペルガー症候群の特徴としての行動や言動だったという事がわかることもあるのです。
後からわかった場合には、もちろん適切な対応はとれていませんよね。
元からわかっていた場合でも、適切な対応をしていたつもりでも、ストレスや不安、イライラを抱え込み、精神病などを併発してしまうことも多いです。
わからずに、普通の人と同じ対応をしていた場合、気づけていない状態なので、適切な対応をとってあげることもできませんよね。
アスペルガー症候群の人は、同時作業が苦手なため、勉強が苦手になっていることが多いです。
普通の人だったら、「先生の授業を聞きながら、ノートを書く」といった行動が、アスペルガー症候群の人には困難な場合が多いです。
アスペルガー症候群の人の場合、「先生の授業を聞く」、「ノートを書く」といったように、作業を分けて、順序付けてあげることで混乱しないで、作業することができます。
また、得意な教科や分野には、集中することもできるのですが、苦手なことにはやる気も出ないことも多いです。
そのため、勉強ができないといったことにもつながります。
アスペルガー症候群だとわからない時は、叱ってしまうこともあるかもしれません。
それが、かえってやる気がなくなり、勉強できないということにつながってしまっていることもあります。
アスペルガー症候群の人は、叱られることで、最悪好きだった教科や得意な教科すらも、やる気をなくしてしまうことがあるのです。
アスペルガー症候群の人にあった、学習環境や、勉強方法をすることで、「勉強できないことから、イライラしてしまい不登校になってしまう」という問題を避けることができます。
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