アスペルガー症候群の人は、知能に遅れがあるわけではないのですが、勉強が苦手な人が多いです。
勉強ができないのではなく、苦手なだけなのです。
アスペルガー症候群の人は、どういった勉強方法をすればいいのでしょうか。
区切りをつけた勉強法
アスペルガー症候群の人は、勉強ができないのではなく、勉強の仕方がわからなく、勉強が嫌いとなってしまっている人も多くいます。
アスペルガー症候群の人にあった勉強の仕方をすれば、勉強ができないということを避けることもできます。
アスペルガー症候群の人で、音に敏感な場合、勉強環境においても、騒がしいところなどでは、集中することができません。
普通の人でも、騒がしいところだと勉強に集中できないということはありますが、アスペルガー症候群の場合、音に混乱してパニックを起こしてしまう人もいるので、まずは、勉強環境を整えてあげることも大切になります。
また、アスペルガー症候群の人は、「授業中に先生の話を聞きながらノートをとる」といったことができないことも多いです。
同時作業が苦手なため、「~ながら、~をする」といったことは苦手なのです。
そのため、「先生の話を聞く」「ノートをとる」といったように、区切りをつけて進めていくことが必要です。
別の作業として区切りをつけることで、授業についていけなく、勉強ができないからと自信喪失になることも減りますよね。
アスペルガー症候群の人は、言葉だけでは理解できないことも多く、文字やイラストなどで説明されると理解できるという人も多いです。
勉強方法にも、文字やイラスト、写真などを使って勉強すると理解できる場合もあります。
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→アスペルガー症候群が不登校になりやすい原因!勉強ができずにイライラが理由
褒めてあげることも大切
アスペルガー症候群の人は、こだわりが強いため、自分が興味をもつ分野や教科にだと、すごい集中力や圧倒的な力を発揮することがあります。
好きな分野や教科に関しては、得意な教科となります。
それ以外の教科が苦手だとしても、「なんでやらないの」などと、叱らないということが大切です。
叱られるということが多いと、好きな教科や得意な教科までやる気が出なくなってしまうこともあるのです。
そのため、好きな教科や得意な教科のみでも、褒めてのばしていってあげることは大切なことになるのです。
何が得意な教科になるかは、その子の好きな分野になりますので、どの教科になるかはわかりませんが、「その教科だけでもできているならよし」と考えてあげるようにしてあげてください。
叱ることにより、自信喪失にもつながり、二次障害としてのうつ病になってしまうことだってあるのです。
二次障害を避けるためにも、できることを褒めてあげ、その教科だけでも伸ばしてあげることが大切なのです。
その得意なことや、興味がある事に結び付いている教科を、褒めて伸ばしてあげているうちに、他の教科に結び付くことがあった場合、その教科もできるなる可能性だってあるのです。
「叱られることが少ない」といった環境を作り出してあげることで、将来の可能性も広げてあげることができるのですよ。
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