アスペルガー症候群の人は、料理が苦手らしいのですが本当なのでしょうか。
なんで苦手なのでしょうか。
アスペルガー症候群は同時作業が苦手
料理をするときに、下ごしらえをしたり、調理の味付けをしたりしますよね。
1品だけならいいのですが、何品か作る場合には、同時に作業することも多くなってきます。
1品だけでも作る料理によっては、同時作業が必要なこともありますよね。
「○○しながら○○をする」という作業が多い料理もありますので、そういった料理は作れないこともあります。
たとえば、炒め物でも、フライパンを振りながらだったり、ハシでまぜながらだったり、して味付けをしますよね。
そういったことができない人もいるのです。
アスペルガー症候群の人は、同時作業することが苦手です。
そのため料理が苦手ということにつながるのです。
他にも、煮込んでいる時に、煮えるのをひたすら見続けて、次の作業を忘れてしまいそのまま鍋を見続けてしまうといったこともあるようです。
それで、鍋を焦がしたりしてしまう人もいるみたいですよ。
また、脳の機能障害からくる発達障害のため、場合によっては、味覚障害の人もいます。
その場合、同じ味付けになってしまったり、味付けを失敗したりします。
こだわりが強いことが、料理にもあらわれる人もいて、自分が好きなものだったら、毎日同じものを食べ続けても苦痛や、飽きを感じることもなかったりする人も多いのです。
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アスペルガー症候群は片付けが苦手なことも影響
アスペルガー症候群の人は、片付けが苦手な人も多いです。
片付けが苦手な人の場合、冷蔵庫の整理もできない場合があります。
普通の人だったら、冷蔵庫の中の賞味期限が近いものを使いますよね。
アスペルガー症候群の人は、そういう発想がない場合も多く、目の前に見えるものから使うこともあるのです。
どう使っていいかわからない食材は、使わないようにすることもあり、使い方のわかる食材ばかりを使うため、毎回似たような料理になるということもあります。
料理が苦手の人の中には、水が苦手だったり、食材の感覚が苦手だったりするため、苦手になっている人もいるようですよ。
また、アスペルガー症候群の人は、満腹感や空腹感が、自分でもよくわかっていない場合があります。
そのため、食欲が異常にすごかったり、極端に食べなかったりする人もいるのです。
それ以外にも、うつ病などの二次障害を持っている人でも、食欲不振などの症状も見られやすいです。
好き嫌いなく何でも食べる食欲旺盛な人もいれば、好きなものしか食べない異常なほどの偏食の人もいます。
普通の人でも、そういったことはみられるのですが、アスペルガー症候群の人の場合、普通以上にそうなっている場合も多くみられるようです。
同じアスペルガー症候群でも、症状の現れ方などにも、個人差がありますので、全員が料理を苦手としているというわけではありません。
アスペルガー症候群でも、簡単な料理なら作れる人もいますし、手順通りに作るのが好きな人で、時間がかかるけど料理ができる人だったいます。
繰り返しやっていくことで、覚える人もいるようなので、無理をしない程度に頑張ってくださいね。
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