思春期になると、反抗期が始まり、子供にはさまざまな変化が見られます。ADHDの子供は、思春期になるとどうなるのでしょうか?治療法はあるのでしょうか?
目次
思春期のADHDは50%が反抗挑戦性障害を引き起こす
ADHDの子供は、思春期になると、50%が二次障害として反抗挑戦性障害を引き起こすとされています。反抗挑戦性障害とは、反抗期をさらに激しくした感じです。些細な事で怒りっぽく、すぐにイライラします。大人の言葉に反抗して、意地悪な態度を取ります。
大人から注意を受けて、「~しなさい」と指示されると、ムキになって言い返し、指示に従おうとしません。大人の指示に従うのは、「負け」と考えます。大人に対して、挑戦的な行動を取る事が増えます。
→赤ちゃんは頭蓋骨でADDやADHDの特徴がわかるって本当?
友だちと自分を比較してコンプレックスを抱く!引きこもりやうつ病の心配が出てくる
大人に対して反抗的になる一方、同年代の友だちに対しては、冷静な視線を向けるようになります。友だちと自分との比較をして、自分が出来ない事に過敏に反応するようになります。友だちが当たり前に出来ているのに、自分は出来ない事を数え上げ、コンプレックスを抱くようになります。
コンプレックスから不登校になったり、長く引きこもったり、うつ病を発症するケースもあります。このような二次障害に発展する前に、積極的に治療を進める事が大切です。ただし、小学生に頃には治療を受けていても、思春期になって治療を止めてしまうADHDの子供は、少なくありません。
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→子供が病院でADDやADHDを診断するためのテストやチェクリスト!どんな事をするのか?
症状を一時的に改善するのがADHDの薬!効果の持続時間は長め
思春期になって治療をやめてしまうのは、自分が友だちと違うと思いたくないからです。また、薬の副作用によって、不都合が生じている可能性もあります。
なぜ治療を続けたくないのか、冷静に話を聞きましょう。問題点がどこにあるのかを把握して、一緒にゴールを設定する事が大切です。
思春期のADHDの子供に使われる事が多い薬は、コンサータとストラテラです。効果の持続時間は、いずれも長めで、服用は1日1回です。
活動のピークの時間を逆算する形で、服用のタイミングを決めると良いでしょう。学校行事のスケジュールに合わせて、服薬を調整するのも、子供の負担を減らします。
→ADHDの薬!子供へのストラテラの効果と副作用!注意したいデメリットは?
物忘れの症状を改善すると子供のストレスは軽減できる!補給したいのは×××
ADHDの子供は、忘れ物が多く、スケジュール等もよく忘れてしまいます。物忘れが原因で引き起こされるトラブルを減らすだけでも、ADHDの子供のイライラをかなり少なくする事が可能です。物忘れは、DHAが足りなくなると酷くなります。DHAを積極的に摂取させましょう。
体内でDHAに変換される栄養素が、EPAです。DHAとEPAは、必須脂肪酸です。青魚に含まれる事が知られています。
ただし、DHAもEPAも、酸化しやすく、食品から摂取するよりもサプリメントとして摂取した方が、効率よく体内に取り込む事ができます。DHAとEPAに加え、酸化を防ぐビタミンEを配合してあるのが、「美健知箋EPA&DHA」です。
「美健知箋EPA&DHA」は、1包に750mgのDHAとEPAが配合されています。
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