アスペルガー症候群の治療に効果的な薬はあるのでしょうか。
薬でアスペルガー症候群を、治すことはできるのでしょうか。
アスペルガー症候群に特効薬はない
アスペルガー症候群の治療に薬が用いられることもありますが、治すことのできる特効薬などはありません。
アスペルガー症候群の人は、薬物治療は必ずしも必要なわけではありません。
対人関係が苦手なことや、コミュニケーションが苦手などの症状に対して、効果がみられる薬はありません。
そのため、治療には療育をして、トレーニングしていくという方法が多く使われています。
疾患そのものをなおす薬ではなく、補助的なことに、薬を使う場合もあります。
総合失調症や、不眠、食欲不振などの併存障害がある場合に、薬の服用での治療がとられることもあるのです。
感覚過敏の人だと、気持ちを安定させるために、気分安定剤などの薬を処方されることもあります。
パニック発作がおきたときには、心を安定させるために、非定型抗精神病薬などの薬も、服用することもあります。
多動でADHDのような症状がある場合は、中枢神経刺激薬を飲むこともあるようです。
薬には、副作用があるものもありますし、個人差もあるので、合わない人もいます。
そのため、補助薬として使われる薬も、慎重に選ばなくてはいけません。
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→アスペルガー症候群の子供の治療を病院以外で相談できる場所は?
アスペルガー症候群!感覚過敏がある人は注意が必要
個人差もあるのですが、アスペルガー症候群の人は、薬が効きやすい人も多くいます。
感覚過敏のある人に多いようなのですが、普通の人なら適量の薬の量なのに、効きすぎてしまうことがあります。
副作用も出やすい場合もあります。
そのため、薬を飲む場合は、少量からの服用となります。
二次障害としてのうつ病などを持ってしまった方も、抗うつ薬を飲み、気分の落ち込みを軽減するようにします。
あくまでも、薬物治療は、補助的な効果でしかなく、アスペルガー症候群そのものがなおるわけではありません。
ですが、気分を安定させたり、興奮しやすい場合に鎮静させたりと、薬によって、症状が軽減するものもたくさんあります。
薬の効果や副作用は個人差がありますので、医師と相談のうえ、服用する薬を決めていきます。
アスペルガー症候群の人は薬が効きやすいことも多いので、少しでも体調がおかしかったら、必ず医師に相談してくださいね。
補助的なものにはなりますが、症状の軽減に効果がみられる場合もあります。
しかし、アスペルガー症候群の人にとって、薬物治療は必ずしも必要なものでもないのです。
ほとんどの薬には、効果が期待できたとしても、副作用がつきものですよね。
なので、薬の服用をするかは、効果と副作用のことも考えたうえで、服用を決めてくださいね。
服用する場合、少量からになりますが、必ず医師の処方のとおりに飲むようにしてください。
薬は、症状を軽減させるだけなので、あわせて療育や心理療法で社会性を学ぶトレーニングをしていくことが大切になるのです。
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