職場に、アスペルガー症候群の人がいたとき、どう対応していったらいいのでしょうか。
障害者雇用で、アスペルガー症候群の人が就職してくる場合もありますよね。
アスペルガー症候群だと診断されていなくても、疑いがある症状が出ている人もいるかもしれません。
そのような人がいた場合、どう付き合っていけばいいのでしょうか。
アスペルガー症候群の人はあいまいな言葉は理解できない
アスペルガー症候群の人は、あいまいな言葉や、省略した言葉などを理解することが困難なことが多いです。
そのため、「適当にやっといて」などの「適当」や、「あれ」などの言葉も、理解できません。
アスペルガー症候群の人と、話すときは、あいまいな言葉は省略した言葉は、使わないようにしてあげてください。
理解できず、混乱してしまうこともあります。
「昨日と同じことをやって」などの、「昨日と同じ」ことが、どのことなのかも理解できず、わからなくなってしまうことも多いので、昨日と同じなどと言わずに、毎回きちんと教えてあげてくださいね。
また、否定言葉に敏感に反応してしまうため、傷つきやすかったり、ネガティブにとらえたりすることが多い傾向にもあります。
その人本人を否定していったつもりではなくても、「~がダメ」などの「ダメ」の部分だけを頭に残してしまう人も多くいます。
他にも、相手の気持ちを読み取ることが苦手なため、その場の雰囲気に合わない言動や、行動をとることもありますが、本人には悪気はないので、頭ごなしに叱らないようにしてあげてくださいね。
大声で叱るなどするよりも、言わないように説明してあげると理解して言わなくなるようになる場合もあるのですよ。
叱られることで、自信喪失してしまい、できていたことにまでやる気が出なくなってしまうこともあるのです。
アスペルガー症候群の人は、二次障害としてうつ病などの精神病になる人も多くいるので注意してあげることが必要です。
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→さかなクンのケース!発達障害・アスペルガー症候群のエピソード
アスペルガー症候群は予定外のことに対応できない
アスペルガー症候群の人は、予定をきちんと守ることや、ルールなどを守ることは得意とする人が多いのですが、予定外のことがあると混乱したり、パニックになってしまったりすることもあります。
予定外のことを嫌うために、急に予定変更されると、混乱やパニックを起こしてしまうのです。
予定の変更などがある時は、文字や絵などで前もって説明してあげることが必要です。
見えるところに文字で、メモを貼ってあげるのもいいですね。
言葉で言われるよりも、文字や絵などの目で見ることだと理解するのが早いタイプの人もいます。
文字だと理解が早い場合、作業なども手順表などを作成し、利用すれば効率がよくなりますね。
また、パニックの仕方にもいろいろ種類がありますが、パニックが起きたときには、慌てずに対応することが大切です。
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