発達障害を持っている人は顔に特徴があるのでしょうか。
顔だけで判断できるのでしょうか。
発達障害は見た目では判断しにくい
発達障害とひとくくりに言っても、ADHD・アスペルガー症候群などの広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)・学習障害などいろいろありますよね。
それぞれの行動などに特徴はあるのですが、外見などは普通の人と変わらないことが多いです。
発達障害を持っている人を、顔などの見た目で判断することはしにくいです。
顔立ちは、「比較的整っている人が多い」とも言われていますが、医学的根拠はないです。
ダウン症の合併症で、発達障害を持っている場合、顔立ちに特徴があるとも言われています。
ダウン症の人は、顔が平坦で、目がつり上がった感じの人が多いといわれています。
ただダウン症は、染色体異常での病気になり、合併症を持ちやすいというだけなので、必ずしも発達障害を持っているわけでもないです。
ADHDや自閉症スペクトラムは、行動に特徴としてあらわれますので、顔や見た目で判断はできません。
よく特徴的な顔立ちとして、載せられているものもありますが、医学的根拠があるわけではなく、診断を受けている人で、そういう顔立ちの人が多いというだけなのです。
同じような顔立ちをしていても、発達障害を持っていない人も多いです。
アスペルガー症候群の場合、感情を表現するのが苦手で表情があまり変わらない人もいれば、常にニコニコしている人もいます。
これも、アスペルガー症候群の人じゃなくても、そういう人もいますので、判断しづらいですよね。
→さかなクンのケース!発達障害・アスペルガー症候群のエピソード
発達障害は行動で判断できる
発達障害を持っていても、顔などの外見は普通の人と変わりがありません。
発達障害であることは、行動で判断ができます。
広汎性発達障害の場合、コミュニケーション能力に障害があり、社会性に欠けている、こだわりが強いなどの特徴が行動にあらわれます。
知的障害を合併している場合もあります。
最近で、よく耳にする人も多いアスペルガー症候群の場合は、知的障害は持っていません。
ADHDの場合は、不注意が多いことや、多動性があり、落ち着きがないといった特徴がみられます。
学習障害の場合、知能障害があるわけではないが、読む・書くなど1つの分野や複数の分野で、理解することや、その分野の能力取得が困難となっています。
発達障害ごとにもタイプがわかれ、症状の特徴も違いますし、個人差もありますので、症状があってもわかりづらいこともあります。
知的障害を合併している場合、無意味に飛び跳ねるなど、特徴的な行動をとることもあるようです。
違う発達障害でも、他の発達障害と似たような症状が出る場合もあり、行動でも判断がつけづらい場合も多くあります。
外見などでは判断がつけられず、行動で判断をするしかないのですが、それすらも難しいこともあるのです。
なので、いろいろなサイトで書かれている、発達障害の顔の特徴の人がいたからといって、偏見を持って接しないようにしてくださいね。
この記事へのコメントはありません。