ADHDの特徴として、不注意・衝動性・多動性があります。
同じADHDでも症状のタイプがわかれているのです。
衝動性と多動性はどういった違いがあるのでしょうか。
目次
ADHDの衝動性と多動性
衝動性を持つ場合は、何かをしたいと思ったときに我慢できなくなり行動にあらわれます。
誰かが話している時に、話を聞いていられず自分のことを話しだしてしまったり、順番に並んでいるのに、順番を守らなかったりなども衝動性の行動です。
些細なことで大声を出したり、手をあげたりしてしまうのも、衝動性が抑えきれなくて出てしまっている行動になりますよね。
先のことを考えずに行動してしまうのが「衝動性」になるのです。
また、多動性を持つ場合は、文字通り落ち着きがなく、動きまわってしまうという行動にあらわれます。
無駄に走りまわったり、常に体を動かしたりしてしまうなども多動性の行動です。
過度のおしゃべりも多動性の行動になります。
じっとしていられず、常に動いてしまうのが「多動性」になるのです。
→思春期のADHDの特徴!子供の行動に頭を悩まされる!治療法はあるのか?
幼児時期の衝動性と多動性
幼児時期の衝動性としての行動は、気に入らないことがあるとすぐに大声を出して怒りだしてしまうことや、順番をまもっていられず他の子のおもちゃを横取りするなどの行動をとります。
友達のことを叩いたり、物を乱暴にあつかって壊したりする行動が多いことも。
衝動性としてあらわれる行動が多い子は、「乱暴な子」や、「反抗的な子」として見られることもあります。
衝動性が頻繁に行動にあらわれている子は、よくトラブルの原因となってしまう行動を起こしている子も多いですよね。
多動性としての行動は、お絵かきの時間なのに座っていられず教室内で走りまわってしまったり、イスに座っていても常に体を動かしていたりの行動をとります。
多動性としてあらわれる行動が多い子は、「落ち着きがない子」「おしゃべりな子」として見られることがありますよね。
何度注意しても、同じ行動をとってしまうことも多いです。
ADHDであった場合、注意されすぎたことにより、劣等感を持ってしまう原因ともなりますので気をつけてみてあげてくださいね。
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→赤ちゃんは頭蓋骨でADDやADHDの特徴がわかるって本当?
ADHDはしつけの問題ではない!?
衝動性と多動性、共に「しつけがなっていない」、「育て方がわるい」として見られる場合があります。
ADHDの症状としてそのような行動をとっている場合は、しつけや育て方の問題ではなく、先天性の脳の発達障害になりますのであまり悩まないようにしてくださいね。
ADHDであるため、衝動性や多動性の行動をとっているのかは、見分けがつかない場合もあるのです。
幼児のADHDの症状としてみられる行動は、ADHDでなくてもとる行動が多いですので、周りの人と比べて頻繁であるかどうかになります。
稀にADHDの症状の特徴である行動をとるぐらいでしたら、ADHDでない場合が多いですので、必要以上に不安になる必要はありません。
また、ADHDだけがとる行動ではなく、他の発達障害の場合もこのような行動をとる場合もあるので、絶対にADHDだとは決めつけることもできないです。
→ADHDやADDの適職はデザイナーや歌手?営業に向かない理由とは?
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