子供が発達障害の可能性がある場合に、学校などでも見られる行動や症状があります。
チェックするポイントとしてどういったことになるのでしょうか。
発達障害によって特徴が違う
発達障害にも種類がありますので、それぞれの特徴を知っておくことも大切です。
自閉症は、言葉が遅れていること、コミュニケーション能力に障害があること、こだわりが強いこと、知能の遅れがある事があります。
自閉症の中でも、知能の遅れをともなわない場合の「高機能自閉症」や、症状が軽い場合は「自閉症スペクトラム」とも呼ばれます。
自閉症の場合、知能障害や言語障害を伴うことが多いため、他の発達障害に比べ、3歳頃などにはわかることも多いです。
アスペルガー症候群は、コミュニケーション能力が低いこと、社会性や対人関係が欠けていること、こだわりが強い、パターン化を好むといった特徴があります。
自閉症と似ているのですが、知能や言葉に遅れがないといった場合が多く、症状によっては、判断しづらいこともあります。
また、軽度の場合などは、大人になってからアスペルガー症候群であったことに気付くことも少なくありません。
ADHD(注意欠陥性発達障害)は、不注意(集中力がない、ミスが多い)や、多動(落ち着きがないなど)、衝動的な行動が目立つといった特徴があります。
1つの特徴だけがあらわれている子もいれば、複数の特徴があらわれている子もいます。
多動に関しての行動は、成長とともに落ち着いていくことも多くあります。
学習障害は、学習面においてのみ症状がみられ、読む・書く・計算するなど特定のことができないといった特徴があります。
精神面や他の事に関しては、普通の人と変わりがないために、ただの勉強嫌いでできていないのか判断がつけづらいこともあり、軽度の場合は見逃されている場合も多くあります。
授業についていけないなどの、著しい遅れがみられる場合に診断がつくことが多く、それ以外の場合は判断をつけるのが難しい発達障害になります。
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発達障害によくみられる兆候
発達障害の可能性がある子供に、みられることがいくつかあります。
・他の人とのコミュニケーションが苦手で、いつも1人で遊んでいる
・一方的に話すことが多く、話を聞くことができない。
・予定外や予想外のことでパニックになりやすい。
・急に感情を爆発させる
・雑音が苦手で、耳をふさぐことが多い。
・会話のキャッチボールができない。
・学習面で著しい遅れがみられる。
などの行動が、みられることが多いです。
発達障害の種類によっては、チェックできるポイントは他にもありますが、このようなことが多くみられる場合、発達障害である可能性があります。
状況によっては、親よりも先に学校の先生などに、発達障害であるかもしれないと指摘されることも多いです。
そういった場合でも悲観せずに、専門機関での診断をすることが大切です。
疑いがあるだけで、成長途中の場合もありますし、軽度な症状だったら療育などで改善がみられることがほとんどなのです。
自分の子供が、「発達障害なわけない」とかたくなに拒み、何もしないでいることで、かえって症状が悪化してしまうこともありますので、注意が必要です。
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