発達障害が子供に遺伝する確率は、どのくらいあるのでしょうか。
両親が発達障害であった場合、確率は上がるのでしょうか。
発達障害は父親から子供に遺伝しやすい
発達障害の中でも、遺伝性については、未だ未解明の部分も多いので、必ずしも遺伝するとは限りません。
しかし、母親がADHDであった時に、子供に遺伝する確率が7~8%ぐらいといわれているのに対して、父親がADHDであった時に、子供に遺伝する確率が15%ほどとも言われています。
このことから、父親からのほうが遺伝しやすいというデータもあります。
両親ともに、ADHDであった場合には、子供に遺伝する確率が最低でも20%とも言われております。
ADHDは、遺伝する可能性があるということはわかっています。
広汎性発達障害の1つであるアスペルガー症候群においては、遺伝要素はまだ解明はされていません。
双子の片方が自閉症だった場合に、もう片方も自閉症である確率が、一卵性の場合は80~90%とも言われています。
二卵性の双子の場合、もう片方もそうである確率が、2~10%となります。
このことから、広汎性発達障害も遺伝する可能性があると言われています。
両親が広汎性発達障害で、子供に遺伝する確率は何%なのかのデータはまだ出ていないようです。
ですが、双子の片方が自閉症の時に、もう1人も自閉症である確率が高いことから、遺伝が関係しているということも言えますね。
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子供の発達障害は改善の可能性も高い
遺伝していた場合も、子供のうちに早期発見ができれば、早期治療もできますので、改善の可能性も高くなります。
根本的に改善することは難しいのですが、症状を抑えることは可能です。
また、小さいうちから療育を受けることによって、将来必要な社会性を身につけることもできます。
同じ年齢の周りの子ともなじめるように、トレーニングすることもできますので、二次障害としての精神病になるということの予防にもなります。
父親が発達障害をもっていても、必ず遺伝するというわけではありません。
遺伝する可能性もあるというだけです。
遺伝していないこともありますし、遺伝したとしても、症状が軽い場合もあります。
遺伝していても、父親と同じ症状があらわれるとも限りません。
発達障害が遺伝したとしても、家族で違う症状のタイプのことだってあるのです。
また、父親が発達障害で子供に遺伝してしまわないか心配なときは、医師やカウンセラーに相談するのもいいですね。
1人で悩みすぎて、ストレスを抱え込んでしまうより、相談してみたほうがいいこともあります。
必ず遺伝するということではないので、あまり悲嘆せずにしてくださいね。
遺伝したとしても子供のうちから、その子にあった治療や対応をしていくことによって、症状が消えるぐらいに改善できることも可能な場合だってあるのです。
父親の発達障害がどのくらい遺伝しやすいものなのか、医師に相談してみることもいいですよね。
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