家族が発達障害をもっている場合、他の子供も発達障害になるのでしょうか。
兄妹が、発達障害の時、他の兄弟も発達障害になってしまうのでしょうか。
身内の発達障害の遺伝確率は曖昧
兄妹がADHDであった場合に、他の兄弟もADHDである可能性が25~35%ほどとなっています。
両親がADHDであった場合に、子供もADHDである可能性が最低20%となっており、場合によってはその確率よりも高いですよね。
兄妹が、ADHDであった時、他の兄弟もADHDになる確率も高いといわれておりますが、他の兄弟も必ずADHDになるというわけではありません。
あくまで、他の兄弟もADHDである可能性があるという事だけがわかっています。
一卵性の双子の片方が、自閉症であったときに、もう片方の子も自閉症である可能性が80~90%と高いことから、自閉症のほうも、兄弟で自閉症になる確率が高いとも言われています。
あくまで、確率なので、上の子は発達障害ではないのに、下の子は発達障害というケースや、上の子は発達障害なのに、下の子は発達障害でないケースもあります。
兄妹そろって発達障害になることだってあります。
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発達障害は遺伝性しないとは言いきれない
遺伝性が高いとも言われていて、家族に発達障害がいた場合、その子供にも遺伝していて、その子供が将来結婚したときに、その子供にまで遺伝するということだって、必ずないとは言いきれないのです。
遺伝していたとしても、症状があらわれていない場合もあります。
症状が軽度で気づかれなく、子供に遺伝してから気づくといったこともあるみたいです。
遺伝以外でも、発達障害になる可能性があるとされているものもあります。
小さいころに受けた虐待やトラウマによって、ADHDになってしまうということもあるのです。
また、遺伝ではなく、発達障害である両親や兄弟を見て育ったために、同じ行動をとっているだけということもあるようです。
このことから、遺伝性ではなく、家族性が関係しているのではないかという説もあります。
ADHD以外の遺伝子以外は、未解明な部分も多く、まだ現認とされている遺伝子も発見されていません。
これから研究していくことで発見されるかも知れませんね。
また、女性の高齢出産での、子供の先天性異常の確率も高くなることから、そのことが原因で発達障害をもって生まれてきてしまうということもあるのです。
遺伝子や、高齢出産の他にも、生まれてくる周期や体内の環境以上、生まれてからの病気や環境などでも、発達障害になるといわれています。
兄妹や、家族に発達障害がいるからといって、必ず他の子供も発達障害になるとも限りません。
ですから、あまり悲観にならず、不安なときは、医師やカウンセラーに相談してみることも必要です。
疑いがある場合は、専門医がいる医療機関などで診断してもらい、適切な治療をし、その子にあった適切な対応をすることで、症状の悪化も防ぐことができます。
早期に治療を開始することによって、個人差はありますが、症状がほとんど改善する可能性だってあるのです。
なので、あまり過度に心配しすぎないことも大切です。
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