広汎性発達障害を持つ子供には、どういった特徴があるのでしょうか。
また、乳児期にはどういった症状がみられるのでしょうか。
広汎性発達障害の特徴にもいくつかある
広汎性発達障害の特徴として、コミュニケーションが苦手、社会性にかけている、こだわりが強いことがあります。
広汎性発達障害とよばれるものには、自閉症・アスペルガー症候群・レット障害・小児期崩壊性障害・特定不能の広汎性発達障害という障害があります。
その中でも、自閉症とアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害は、自閉症スペクトラムというグループに分けられます。
自閉症スペクトラムと言われた場合、自閉症系の症状があるけれど、どの発達障害かは特定できないと考えてもいいとも言われています。
広汎性発達障害のアスペルガー症候群や高機能広汎性発達障害とよばれるもの以外は、ほとんどの場合、知能にも遅れがみられることが多いです。
そのため、いろいろある発達障害の中では、比較的早い年齢で判断することができる発達障害でもあるようです。
自閉症は、3歳までに症状がみられることも多いといわれています。
レット障害の特徴として、神経系の症状がメインとなっており、知能や言語、運動能力に遅れがみられ、女の子に多く発症するとされています。
小児期崩壊性障害では、2~5歳にかけて、それまで覚えていった言語機能が退行していき、自閉症と似た症状がみられます。
言語機能の他にも、社会性や運動機能など成長に伴いできていたことが、できなくなっていくのです。
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2歳ぐらいには広汎性発達障害の特徴が目立ってくる
乳児健診などで、周りの子の成長と自分の子供の成長を比べてみることもありますよね。
2歳ぐらいの年齢になると、言葉をしゃべる子が多くみられますが、広汎性発達障害の子は、おしゃべりができないことも多いです。
また、広汎性発達障害をもっている子の特徴として、視線が合わないことや、指さしをしないこと、触られることを嫌がり抱っこされると後ろにのけ反ってしまうなどがあります。
他にも、1人で遊んでいることが好きで、母親を追いかけてこない子も多く、「手のかからない子」と思われていることも多いです。
同い年の子にも興味を示さないことも多いことや、人見知りが激しい、または、全くしないなどの特徴もあります。
よくパニックをおこしたり、癇癪をおこしたりすることも、特徴としての症状が出ていることもあります。
疑いがあると指摘された場合や、疑いがあると感じた場合、専門医や地域の相談センターなどで相談することが大切です。
早期発見し、早期治療していくことによって、適切な対応をとることもできますし、個人差もありますが、症状を和らげることも可能にもなるのです。
広汎性発達障害である事がわからず、不適切な対応をとられ続けることによって、悪化してしまったり、二次障害をもってしまったりすることもあるので、疑いがある場合は、早急に医師などに相談することも大切なことなのです。
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