発達障害をもった子で、こだわりが強いといった特徴が偏食としてあらわれる子もいます。
2~3歳ごろから、偏食がよく目立つようになることが多いようです。
偏食を改善するには、どうしたらいいのでしょうか。
発達障害の子どもは拒否したものは食べないことが多い
発達障害の特徴として、こだわりの強さがありますよね。
それが、偏食といったかたちであらわれる子も多くいます。
最初は食べられていたのに、急に食べなくなるようになる子もいます。
他にも、好きなものしか食べないといった場合もあるのです。
普通だったら「そのうち食べてくれるだろう」と思い、放っておいてしまうことも多いかと思います。
ですが、発達障害の子だとそのような対応はよくありません。
発達障害の子に、そのように対応した場合、食べられないと拒否したものは食べることをしなくなります。
普通の人で言う「好き嫌い」ではなく、味覚や視覚で「無理」と思ったものは食べてくれないのです。
味覚に過敏な子も多く、普通の人より食感や苦味などの味を強く感じてしまい、食べられなくなってしまうのです。
視覚に過敏な子だと、食べ物の色によって食べないこともあるようです。
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→発達障害グレーゾーンの特徴!子供は小学校の普通学級でやっていける?
発達障害の偏食を改善するには工夫が必要
偏食の凄さを改善するためには、工夫が必要になってきます。
子供の偏食の仕方を、よく観察してみてください。
食感が嫌で食べない子、食べ物の色が嫌で食べない子などと、特徴的な部分が見えてくるはずです。
子供の偏食の仕方の傾向を知ることで、工夫して偏食を改善することも可能なのです。
色にこだわっていて、食べられるものと食べられないものがわかれている場合、その子の食べられる色に合わせるようにしていくことで、改善の可能性があります。
食感にこだわる子でしたら、食べられる食感の物に近い食感にしてみてあげてください。
見た目によって、食べられないものがある子でしたら、見た目を変えてあげるようにしてあげてくださいね。
味ではなく、見た目や色で食べられないものがわかれる場合、食材を細かくして、食べられる食材に混ぜてしまうことも1つの方法ですよね。
食べられるものの傾向に、近いようにするといった工夫をすることで偏食を改善できることがあります。
また、注意したいこととして、「無理に食べさせないこと」があります。
無理に食べさせることによって、食べるという意欲まで失ってしまうことがあります。
食べられるものが増えてくることで、他の物も食べるようになる子も多いのです。
偏食が凄いと、栄養面での心配なども出てきますが、無理に食べさせないようにしてください。
余計に「嫌いなものは無理」となりかねません。
偏食が多かった子供でも、成長していくうちに食べられるものが増えていく子もいます。
小学校中学年になるくらいには、「出されたものは完食できるようになる」といったケースも多くあります。
親として、心配にはなると思いますが、食べられないものを無理やり食べさせるのではなく、食べられるものを食べさせていき、徐々に食べられるものを増やしていくことが大切になるのです。
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