発達障害の人は、コミュニケーションが苦手なことや、社会性に欠けている人も多くいますよね。
同じ職場に、発達障害の人がいた場合、どのような迷惑がかかってきてしまうのでしょうか。
発達障害は理解できないことが多い
発達障害の中でも、アスペルガー症候群の人などは、具体的に指示されないと理解できないことがあります。
たとえば、棚を整理してもらうのに、「整理しといて」と言われても、何を整理するのか、どう整理していいのかわからないことが多いのです。
そのため、具体的な指示がない場合、整理できてなくても「自分の中では整理した」となってしまうこともあります。
具体的な指示がなかったために、結局指示を出しておいたのに、できていなくて手伝うことになるということもあり得るのです。
PCの入力作業なども、「入力しといて」だけでは、どこまでをいつまでに入力すればいいのか理解できないこともあるのですよ。
発達障害の人への指示は、具体的に説明してあげることで、できなくて手伝うことになってしまうということから避けることができます。
また、会社の中で同じ部署やチームの仕事をしている時に、他の人の仕事が遅れていて困っている場合に、自分の作業は終わっていても手伝うという配慮はできないことも多いです。
アスペルガー症候群の人は特に、相手の気持ちを読み取ることを苦手としているために、
手伝うという考えが頭に浮かんでこないのです。
手伝ってほしいと言われてないから、手伝わなくてもいいと認識してしまっているようです。
具体的な指示や、言われたことに関しては、きちんとこなすことも多いのですが、言われないとわからないことや、あいまいな指示には理解できずに対応できないなどの事がみられます。
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発達障害は同時作業が苦手
発達障害の人は、同時作業が苦手な場合が多いです。
1つのことをしながら、違う作業ができないといったことが多くみられます。
作業している間に、他の作業を頼んでしまうと、混乱してしまい、場合によってはどちらも手が付けられなくなってしまうこともあるのです。
急ぎの仕事が入り、急きょ手伝ってもらおうとした場合にも、説明してあげることが必要な場合も多くあります。
1つ1つの作業ならできるのに、同時に作業するということができないことが多いために、作業の途中で別の作業を頼んでしまうと、どちらの作業も遅れてしまうことになってしまうこともあるのです。
ADHDやADDなど、不注意の症状がみられる場合は、どんなに注意していても、何回言われてもミスしてしまうこともあります。
仕事内容や作業内容によっては、大きなミスにもつながりかねないので注意が必要となることもあります。
大人になって、発達障害だと気づいている人も多く、自分のことを理解している人もいれば、自分が発達障害だと気づいていない人もいると思われます。
もし、職場の人が発達障害の疑いがあるような言動や行動をとっている場合、発達障害の人への対応の仕方をすることによって、ミスや仕事の遅れなど、周りにも迷惑がかかってしまうことを減らすことができるかもしれないですね。
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