自閉症であるかどうかを調べる診断テストはいつからできるのでしょうか。
自閉症がわかるのは、早くて3歳からとも言われていますが、それまでは診断テストはできないのでしょうか。
幼児の自閉症の特徴
自閉症と判断できるのは、早くても3歳からと言われていますが、幼児期にみられる子王道にも特徴があるとも言われています。
自閉症の特徴としてあらわれている行動で、幼児期にもみられる行動でいくつかあげてみますね。
・じっとしていることができずに、走りまわるなど落ち着きがない。
・同じことを何度も何度も繰り返すなど、行動や習慣にこだわりがある事や、1つのことに固執している。
・意思の疎通ができないことが多い。
・一定の睡眠リズムをとることがなかなかできずに、睡眠不足になっている。
・感覚過敏をもっていることが多いため、聴覚や視力などの五感が極度に敏感である。
(逆に鈍感な場合もあります。)
・ママと向かい合っても視線を合わそうとしない。
・呼びかけても振り向いてくれないなど、反応してくれない。
・相手の手をつかんでほしいものにもっていく「クレーン現象」が多くみられる。
ということがあります。
これらに全て当てはまっていても、成長途中の子供ですので、自閉症の疑いがあるとも言われますが、自閉症ではない場合もありますので、過度に心配しすぎるのもよくないですよ。
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幼児期からできる診断テスト
自閉症と診断されるのは早くて3歳までからになるのですが、アメリカで考案されたセルフ診断テストの「M-CHAT」というものがあります。
1歳半からできるセルフチェックテストになり、質問に答えていくことで自閉症の可能性があるかないかを判断できます。
セルフ診断テストになるのですが、陽性となった場合95%以上の確率で自閉症と診断される可能性が高いとされています。
1歳半の段階で全て当てはまっていた場合、80%以上の高い確率で、自閉症と診断される可能性があるといわれているテストになっています。
23問の質問があり、それに、はいかいいえで答えていき、項目の「2・7・9・13・14・15」が重要項目となっているようです。
重要項目のいいえの項目が2つ以上あると、陽性になります。
あくまでも予測になりますので、もし陽性が出ても子供の様子をよく観察して経過を見てくださいね。
3歳までの年齢の時には、成長に個人差があることからも診断がつかないことが多いです。
子供は成長過程ですので、成長とともに発達していき、変わっていくこともありますよね。
発達の仕方には個人差がありますので、テストの結果で陽性が出た場合でも、深刻になりすぎずに、過度に悩まないようにしてくださいね。
もし、自閉症の可能性が高いとしても、小さいうちから療育を受けることや、トレーニングしていくなどの対応をしていくことによって、症状の改善も可能ですので、あまり悲嘆的にならないほうがいいですよ。
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