アスペルガー症候群と診断された方は、その特徴にタイプが軽度、受動型、孤立型、積極奇異型などにわかれています。
軽度の場合、治療で治すことができるのでしょうか。
軽度だと気づかれないことも多い
アスペルガー症候群が軽度の場合、本人も気づいていない場合もありますし、周りにも気づかれることのない場合が多くあります。
集団生活が苦手なアスペルガー症候群ですが、軽度の場合、会社や学校にも普通に通えるのです。
ただ、「空気が読めない人」や「わがままな人」、「話が通じない人」などと言われることもあります。
挨拶をするなど、表面上の付き合いはできるため、普通にコミュニケーションをとれるようにも見えます。
しかし、話の内容によっては、他人の気持ちを共有することはできないため、適切な言葉を返すことができなかったり、叱られているのに笑っていてしまったりするなど、場にそぐわないことをしてしまうこともあるのです。
コミュニケーションは苦手なままですが、表面上では普通に付き合いができるため、人間関係や社会関係で困難な面においてストレスを抱え込んでしまうこともあります。
また、部分的にのみアスペルガー症候群の特徴が強く出ている場合もあります。
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重度に進展する場合も
重度に進展するというよりも、小さいとき軽度だったのに、症状が判断つきづらいため、適切な対応をされずに育ってしまいます。
そのため、大人になって必要になってくる社会性をわからないまま育ってしまうのです。
コミュニケーション能力も苦手なままですので、年齢を重ねるごとに、同い年の子との溝ができていってしまいます。
小さいうちの幼児期などに軽度度診断されていた場合、療育を受けることによって、相手の気持ちを知る練習をしながら育つこともできます。
何もせずに大きくなった場合、社会関係や人間関係での支障が出てしまうこともあり、その結果、うつ病や自律神経失調症などになってしまう場合もあるのです。
軽度の場合でも、何もしないでおくと、精神面での悪化があるかもしれないと思ってください。
また、こだわりが強いなどの症状が悪化していく場合もあります。
そういった症状の悪化や二次障害を予防するために、適切な対応や治療が必要になってくるのです。
軽度の場合、判断がつきづらいこともあり、何も気づかれないままであったり、他の発達障害や精神病などと間違われたりすることも多いです。
軽度でも、医師やカウンセラーに相談できる機会を作っておくことで、二次障害の精神病も防ぐことができますよね。
心のケアができる相談相手を作っておくことが、生活面や人間関係の安定にもつながってくるので、大切なことにもなるのですよ。
また、軽度でも、アスペルガー症候群のことを知らない周りの人によって、不適切な対応がとられ、周りの人はできるのに自分だけできないなどの劣等感を覚えてしまい、精神を病んでしまうことも多くありますので注意が必要です。
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